インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

やっぱり変だよ日本の営業―競争力回復への提案

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日経BP企画
Amazon.co.jpで確認
   著者は1963年に中国で生まれ、文化大革命で迫害される幼少時代を送った。中国東北大学卒業後、北海道大学工学部で博士号を取得。天安門事件により帰国を断念して就職した札幌のソフト会社がすぐに倒産したため、大学院で研究用に開発した土木開発ソフトを売り歩いたところ、13億円ほどの売り上げになった。これを資金に92年ソフトブレーンを設立、2000年東証マザーズに上場。営業改革用パッケージ・ソフトなどで注目を集めている。

   内容は、第1章で日本の営業の問題点を挙げ、第2章で日報の非効率性の指摘や携帯電話活用の提案など、より具体的な内容に踏み込み、第3章で人材流動化やITの進歩といった環境の変化が営業に与える影響を論じている。最も紙幅を割いた第4章では、ソフトブレーン社で開発・販売している「eセールスマネージャー」というシステムを紹介しながら、著者なりの営業のしくみやスタイルを提案している。第5章では、主に発想面からこれを補足している。

 「日本のことを真に理解している外国人として、私だけが見える真実を読者の方々に分かっていただければ、せめてこの本代は無駄にはならないと思うのです」とのこと。「トップセールスになりたい人はこの本を読まないでください。なぜならば、この本は組織で売るための本だからです」とあるが、現代日本社会論として読めば誰もがある程度楽しめる内容である。(加島有理)

当たり前の視点を疑え ★★★★★
『当たり前の視点を疑え』
著者はソフトブレーン(パッケージ開発)の創始者。
2005年5月に1部上場。

この前、ある会社の次長さん(勉強会を一緒にしている)に「IT業界なのに知らないの?あれは良いよ」と言われてすぐに買った本。

営業のプロセスを徹底的に分析する事で無駄を排除した組織的な営業戦略を構築する、事の重要性を説いている。
後半に自社パッケージの解説が出てくるので、単なる販促本とも取れるのだが、それを補って余りある斬新な内容。

ポイント。
「商品が売れるのは営業マンの力ではない」
「足で稼ぐだけの営業は不要」
「ITを理解しない経営者は企業の活力を低下させる」
こういった視点からの提案を行う事が、ソフトウエアにパワーを与えるのでしょう。
日本企業の営業部門の現場は精神論が支配的で戦略性がなく、IT活用が著しく劣っていると指摘 ★★★☆☆
 筆者は、中国山東省出身で1985年に北海道大学大学院に国費留学の後、IT企業の「ソフトブレーン」を立ち上げた創設者である。日本企業の営業部門の現場は、精神論が支配的で戦略性がなく、更にはIT活用が著しく劣っていると指摘していることが本書の概要である。

 正直そのとおりだと直感的には思うが、多分どこの会社でも、長く勤務しているとその会社や業界の常識が染み付いてしまい、白紙の新鮮な視点から眺めると、やっぱり変だよ・どこか変だよ・おかしいよ、ってことになることは間違いないと思う。

 本書の中で筆者は、くどいほど「私は日本文化を理解している」・「この苦言を愉快に思わない読者も聞いてほしい」と低姿勢で本書の苦言を表現している。私は、まったく気にならなかったが、むしろ、中国人が日本で成功することを快く思わない人々と、筆者との数々の衝突や軋轢が、これまであったんだろうなと想像された。

 この本で最も気に入った個所は、「経営や営業にとっての情報とは、何かの目的を達成するために事前につかんでおけば有利に事を進めることができる兆候です。目的があって有利に進めようとするからこそ、必要な情報が見えてくるのです。」である。結構、名言である。
ITシステムをいかに使うかという点ではまとまっていますが、、、、 ★★★☆☆
前半の営業に対する考え方は、現在の経営学の時流にのっていますが、分析が甘く散文的です。また、一方的な考え方で、むりやり問題提起されているので、せっかくの後半のITをつかった営業システムの説明に迫力を欠きます。
この本は営業全体についてのお話というより、CRM、SFA等のシステムを営業戦略にどのようにいかすかということを、わかりやすく解説した本と考えた方がよいと思います。
法人用の最良のインフラはiモードではもうないだろう ★★★☆☆
2002年4月8日リリース。簡単に言うと営業のために作った自社のソフトウエア『eセールスマネージャー』についてその考え方を説明している本だ。重要なのは本当にその人本人が書き下ろしている、という点だろう。有名なウォーレン・バフェットにしても、スティーヴ・ジョブズにしても自身で書き下ろした本など実際はない。全て近くに介在したライター(パフェットの場合は身内が書いている本もあるようだが)が書いている。だがこの本は本人が書いているというところにまず価値があるだろう。

だが、気になる点も多い。携帯の通信系のツールを『iモード』しか書いていないのだ。これは今の携帯系インフラの中で極めておかしい。ソフトブレーンのホームページを見て、よりその気持ちは深まった。なぜなら有料高額のデータベースにしか触れられていないからだ。つまりFreeBSD+PostgreSQLといったような完全フリー環境でのデータベースについてはまったく触れられていない。つまり宋さんの本もソフトブレーンのホームページもあたかも『iモード』以外の携帯端末は存在せず、フリーで優秀なデータベースなど存在しないかのように書かれているのだ。これは絶対に意図的だとぼくは思う。

肝心の営業についてだが良いことは書いていると思う。ホントはもっともっと安価で効率的に出来るにもかかわらず、ドコモやマイクロソフトとのしがらみに隠されてしまっている気がしてしまう。最も重要な点は携帯の法人向けのインフラにおいて最も高価で魅力がないのはドコモであり、毎年信じられない更新料とメンテナンス料が必要なのはオラクルでありマイクロソフトだということを一行も触れていないということだ。これはインターネットを知るものにとっては絶対におかしい、と言わざるを得ない。つまりこの本は冷静に騙されないように読むべきだ、とぼくは思う。
今頃かもしれませんが。。。 ★★★☆☆
読みやすい話にまとまっていたように感じます。ご指摘の通り「変」なのでしょう。発刊より数年経ちましたが、変わってきているのか気になってしまいます。