小川未明傑作童話集
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(小川未明について)
小川未明は、「日本のアンデルセン」とも称される日本の童話作家です。その童話は、宮沢賢治、新美南吉の作品と並んで今でもよく読まれています。
小川未明は、一八八二年に新潟県に生まれました。東京専門学校(早稲田大学の前身)専門部哲学科を経て大学部英文科を卒業、坪内逍遙や島村抱月から指導を受け、また出講していたラフカディオ・ハーンの講義に感銘を受け、卒業論文ではハーンを論じました。一九二五年(大正十四年)には早大童話会を立ち上げ、翌年東京日日新聞に「今後を童話作家に」と題する所感を発表し童話専念を宣言しました。一九四六年(昭和二十一年)に創立された日本児童文学者協会の初代会長を務めました。一九六一年(昭和三十六年)に七十九歳で死去しました。
代表作としては、「金の輪」、「赤いろうそくと人魚」、「月夜とめがね」、「野ばら」などがあります。
(この作品集について)
この作品集には、膨大な小川未明の作品の中から、特に傑作と言われる二十五編を厳選して収録しました。以下の作品を収録してあります。
赤いろうそくと人魚
野ばら
月夜と眼鏡
ある夜の星たちの話
眠い町
大きなかに
飴チョコの天使
百姓の夢
千代紙の春
殿さまの茶わん
牛女
金の輪
港に着いた黒んぼ
黒い人と赤いそり
火を点ず
善いことをした喜び
時計のない村
強い大将の話
笑わない娘
木と鳥になった姉妹
灰色の姉と桃色の妹
赤い船
電信柱と妙な男
気まぐれの人形師
月と海豹
(古典教養文庫について)
古典教養文庫は、日本のみならず広く世界の古典を、電子書籍という形で広めようと言うプロジェクトです。以下のような特長があります。
1、古典として価値あるものだけを
これまで長く残って来たもの、これから長く読み継がれていくものだけを選んで出版します。
2、読みやすいレイアウト
文章のまとまりを、適切な改ページで区切って、Kindleはもちろん、iPhoneやAndroidなどのスマートフォン、iPadなどのタブレットでの読書に最適化しました。また索引を付けましたので、目次から直接アクセスできます。
青空文庫をベースとしている場合も、適切に処理してありますので、そのまま青空文庫の物をダウンロードして読むよりも格段に読みやすくなっています。
3、美しい表紙
プロのデザイナーによる美しい表紙をつけました。書籍と関連づけられた美しい表紙で、実際の本を読むような感覚に浸れます。
4、スピーディーな改版
紙の本と違い、誤植の修正や改訂などすぐに対応でき、刻々と進化を続けます。
5、手に入れやすい価格
「価値ある古典こそ低価格で」のモットーから、古典教養文庫は、一番高い物で300円で、そのほとんどが100円となっています。