逆に言えばロード以外は大満足です。
ロボットの姿かたち、名前に至る全てが懐かしいような、なんともいえない匂いをかもし出しています。
絶対今の漫画やアニメじゃカッコいいなんて言って貰えないぞ!みたいな(笑)
操作もPS2のコントローラー=ロボットのコントローラーとして反映されているので、まるで自分が鉄人28号の正太郎になったかのような気分で操作できます。
鉄人を知らない若い人はラジコンの延長だと思ってください(苦笑)
銃でバンバン撃ち合ったり、ロボットに派手な翼がついていたりはしませんが、良い意味での土臭さみたいなものを、このゲームから感じました。
同時に主人公も動かさなくてはならない上、ロボットの操作が普通のゲームと全然違うのだが、序盤できちんとレクチャーがあるので、前作をやらなかった人でも安心。(それでもコントローラの全ボタン、スティックを使うので、それなりの器用さは必要だが)
ロボット同士の戦闘は重量感、迫力、音響、システム全てにおいて申し分ないのだが、非常に残念なのがストーリー。シリアス路線で基地内で司令官やオペレーターがおしゃべりしてるだけ、といった感じ。なぜか主人公がしゃべらないのもあって、ストーリーがすごく薄く感じる。前作にはロボットアニメの「お約束」がたくさん含まれていて、シリアス有り、笑い有りだったのが、今回はとにかく地味。それによって☆-1。また、そんなストーリーに長くて頻繁なローディングが行われる為(飛ばせるが)、それに飽き飽きするのは確か。
前作に比べて良かった点、悪かった点等を挙げると次の通り。
良かった点
・最初から機体を5体から選べる。(出撃コストに差がないのも良い)
・主人公とロボットを同時に操作できる。
・ロボットのデザインがかっこいい(主観的に)
・部位破壊要素、カウンター、ダウンゲージシステムにより、対人戦においても駆け引きが重要になった。
・便利な技、操作が増えた。
・毎回違う敵が出てくる。
・ガードがしやすくなった。
・ロボットの肩に乗ることもできる。
悪かった点
・ストーリーがつまらない。
・主人公ロボットの名前がダサい(ビギバムとかニルギリタールとか)
・敵ロボットの名前がダサい(カテナッチオとかロンギシマとか)
・ロボットの高速移動手段がない。
・ロードが多くてちょっと長い。
・自由度が少なすぎるミッションが多め。
でもまあそれ以外を見れば、チュートリアルはしっかりしてるし、VSモードで好きなだけ戦闘もできるし、ロボットの種類は豊富だし、なによりもこの重量感あふれるロボットの動きや独特の操作感はほかでは味わえないわけで、興味があるならプレイしてみる価値はあると思います。