映画の謎についての『答え』は確かだが、それぞれのライターの『批評』の要素も多くを占める。ゴダール、フェリーニ、ブレッソン、アンゲロプスについても触れられており、そのライター(専門家?)の解釈や理解を自分の領域に取り入れるのも悪くないと感じた。
しかしながら内容はそこまで濃くなく、作品の紹介とそれを取り巻く状況についての説明に留まっている。モノクロだが、映画のワンシーンの写真がそれぞれあるので取っ付き易いのでは。