こんなに画期的な茶道の本を読んだことないです。
お茶碗やしふくまで自分で作ってしまうなんて。
壇ふみさんのコミカルなエッセイ、よだれがでそうな美しい着物姿、何度読んでも楽しいです。

本来なら茶の湯をはじめて、かなり経験を積まれてからされるような、茶杓を削ったり、仕覆作りを習ったり、茶菓子を作ったりといった事を、茶の湯、初心者の檀ふみさんがされ、その様子が写真つきで贅沢に掲載されてます。
「茶の湯はじめ」という題名の割に、茶の湯（茶会の場）をつくる為に必要な道具や脇役の事などがメインで、檀さんが茶の湯のお稽古を行う内容はほとんどありません。
ただし、裏千家の家元はでてくるし、檀さんのキモノ写真は豊富に掲載されているし、純粋に読み物として、楽しめる内容だと思います。
ただし、値段がやや高めに感じたので★は３つです。