ミッションスクールを舞台に触れあう少女達の心──
女の子を好きに為ったらいけないんですか? 「FLOWERS」は、数々のミステリィアドベンチャーゲームの名作を世に送り出してきたPCゲームブランド「Innocent Grey」により、「少女同士の恋と友情」をテーマに制作されたWindows用アドベンチャーゲーム(全年齢)です。
2014年4月18日に発売されて以来、原画・スギナミキ氏の描く繊細で柔らかなビジュアルと、少女たちの心の機微を丁寧に描いたシナリオにより各所で話題沸騰。
全寮制のミッション系女学院で紡がれる少女達の友情、成長、そして純愛の物語を、美しいグラフィックと音楽に乗せてPSP&PS Vitaへお届けします。
<PS Vita版の特徴> ■PC版の色味に近づける「色合い調整機能」付き! 本作の原作はWindows用ソフトのため、グラフィックは一般的なPC用液晶ディスプレイに合わせて彩色されています。
しかし、「PS Vitaのディスプレイ」と「一般的なPC用液晶ディスプレイ」では構造が異なるため、ゲーム画面もかなり違った色味になっていました。
そこで、一般的なPC用液晶ディスプレイの印象に近くなるように、PS Vitaで表示されるグラフィックの色変換を行う機能が「色合い調整機能」です。
■タッチ操作対応で快適プレイ! 操作性もPS Vitaに最適化。
PSP版同様のボタン操作に加え、メッセージ送り、選択肢の決定、早送りや巻き戻し、選択肢ジャンプなど基本的な操作は全てタッチスクリーンに対応し、直感的操作で快適にプレイできます。
■PS Vita TV完全対応! PS Vita版「FLOWERS」は、PS Vita TVに完全対応。ご家庭の大画面で「FLOWERS」の世界を堪能できます。
<物語> 高い塀と森に囲まれたミッションスクール、聖アングレカム学院。
美しい少女たちが集う閉ざされた学院に、心に傷を持つ少女、白羽蘇芳が入学する。
とある事情から内にこもり家族以外の者と触れ合ったことのない彼女は、擬似的に“友人”を作らせ学院での全てを共にさせる“アミティエ”と呼ばれる試みを行う学院に惹かれたのだ。
学院からあてがわれた仮初めの友、彼女らへ向けられる仄かな恋心。
緩やかに流れる学院生活の中で起こる、学院生徒の不自然な消失……。
少女たちは学院の中で何を見、何を掴むのだろうか──。
<登場人物> 白羽 蘇芳(しらはね すおう) 声:名塚 佳織 無口で心配性で小心者──。しかし、群を抜く美人のためか言葉数が少ないのはクールだからとなり、小心者ゆえ人の輪に入れないことは、自立した確固たる個性を持つ少女だと勘違いされてしまう。
学院に入るまでは家族間の事情から祖父と暮らし、学校も通信教育で行っていたため人付き合いが苦手。
しかし“人”が嫌いなのでなく、友人を作りたいと思う気持ちは人一倍である。
匂坂 マユリ(こうさか まゆり) 声:岡本 理絵 何事にも前向きで明るく周囲から慕われるクラスの中心人物。表には出さないものの努力家で、一つのことに集中すると驚くほどの成果をあげることも。
学院に入学したのは自分からの希望ではあるが、それはある悩みを抱えていたことから。
社交的ではあるが、たとえアミティエであっても悩みを知られないよう気を付けている。
蘇芳のアミティエの一人。
花菱 立花(はなびし りっか) 声:明島 ゆうり 生まじめで面倒見がいい穏やかな性格。クラスのお母さん的立場にあるが、ただ優しいだけでなく駄目なことはダメと言える優しくも厳しい母像。
その面倒見が良く穏やかな性格から慕われ、クラスの中心人物の匂坂マユリと同程度の影響力を持っている。
蘇芳のアミティエの一人。
沙沙貴 苺(ささき いちご) 声:長妻 樹里 好奇心旺盛なトラブルメーカー。
意図して災いを振りまくのではなく、箱入り娘だったため何も知らないがゆえに誤解と衝突をまねいてしまう。
双子の妹とともに寮生活をスタートさせたが学院生活は目新しい物が多くおおむね満足している。
明るい性格であるため周囲ともすぐに打ち解け、クラスメイトとの仲は良好である。
沙沙貴 林檎(ささき りんご) 声:長妻 樹里 快活な姉とは真逆のおっとりとした性格……と思われるが実は怠け癖がついているだけ。
長く付き合っていくうちに変わり者としての性格が見えてくる。
変わり者で物怖じしない性格ゆえかクラスでは高嶺の花となっている蘇芳にも気負わずに話しかけ、すぐに知人程度の付き合いにはなる。
小御門 ネリネ(こみかど ねりね) 声:西口 有香 カトリックの教義に従い善良かつ温和な人の良い好人物。
ハーフであり現実離れした美しい容姿を持つことから、自然と壁を作られ接せられることが悩み。
甘えたがりの面もあるが、誰にも地を出せないのが現状。
ニカイアの会の副会長であり、会長の八代譲葉とは幼なじみ。
八代 譲葉(やつしろ ゆずりは) 声:瑞沢 渓 エキセントリックで行動的。
話し方や話題がとびとびになるため変わっているように思われるがそれも彼女の世界。
我が強く思われがちだが、周りに目を配り気遣いのできる好人物。
言動や行動が芝居がかってはいるものの、ニカイアの会の会長としての立場からある種の威厳として取られている。
学院生徒からの信頼は厚く熱狂的。
車椅子の少女 声:佐倉 綾音 人嫌いの変わり者。
男性的なしゃべり方をするが、これも人と自分との間に壁を持ちたいがゆえ。
基本として一人を好むものの、からかうためなら相手に声を掛けることも。
猫のように気まぐれな性格なため掴みどころがない。
ダリア=バスキア 声:高城 みつ 聖アングレカム学院教師兼シスター。
穏やかで包容力のある教諭だが、母というよりもおっとりした姉といった風。
一年生の担任でありバレエの指導もこなし生徒からの信頼も厚い。