落ち着いてじっくり聴きたい曲が集まったアルバムである。
スロー、バラード、少しポップなリズム感が良いうたがたくさんです。

hanahさんのギター弾き語りをラジオで何回か耳にしたのですが、まあ、実に上手いことこの上なしでした。
そういうシンプルなスタイルで歌っても「彼女の歌」が負けないということは、相当な実力の持ち主と見ました。

まだメジャーデビューしたてですから、知名度もこれからなのでしょうけれども、間違いなく大きくなる「逸材」です。

このアルバムを聴いても、とてもいいけれども、個人的には「もっと出来る」という印象を持ちました。
そういう印象を持たせるほどに、hanahさんはかなりの実力派シンガーであると思います。

次作の話はまだ早すぎますが、確実に本作を超えるクウォリティーになるでしょうから、このシンガーからは目を離せません。

自ら「シンガー」という肩書きで活動しているだけあって、聴き込むほどにこのアルバムの良さが分かるはずです。

「デビュー一年のベテラン」

そんな表現をしたくなるくらい、そのクオリティーは高い。

シングルタイトル4本にそのシングルの2曲目のカプリング4曲
あとは新曲、ライブではやっていても音源になっていなかった曲などが
入っている。

（シングル4枚の各3曲目にあたる弾き語り4曲は収録されていない。）

この作品はメジャー盤としては初のアルバムだが、一昨年に
インディーズ盤で soulflower というミニアルバムがある。
soulflower
この soulflower では、どちらかというと歌声の素材感がはっきり出る
作品が多かったが、今回はSoulにとどまらない、ジャンルでは
くくりきれない広がりと多様性が感じられる。

個人的にはgirls onlyやbrighter dayが気持ちよく聴けて好き。
でも、アルバムの全体感として、とてもこだわりを感じる。
音のつながりとか。聞き込むほどに馴染んでくる感じがする。

ちなみにDVDはシングル4作品分のPVが収録。
どれも一工夫のある素晴らしい映像作品になっていると思う。
alone in my roomは泣ける。特に最後のせりふは本当にグッとくる。。。

大好きです。
シングル曲はもちろん、その他の曲もとても良いです。居心地のいいソファー、ツボです。
聴かないと損だなと思うアルバムに久しぶりに出会った気がします!!