「イヤな気持ち」を消す技術
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●記憶はウソをつく!
この本は、「イヤな記憶を“忘れる”ための脳の使い方」 について書かれた本です。
仕事でミスをして、上司に怒られて無性に腹が立った。
その後、何度も怒られた「イヤな記憶」を思い出す度に、
過去の上司の理不尽な態度、何気ない一言が悪意に感じられて
怒りはますます大きくなり、悩みに囚われて仕事も手につかなくなってしまう。
こうしたイヤな経験や記憶は、大なり小なり誰しも
経験していることではないでしょうか?
この本は、最先端の機能脳科学をもとに、誰にでも分かりやすく
「悩み・不安の正体」を記憶と脳の関係で解き明かすとともに、
脳の仕組みとその特性を利用して、
どうすればイヤな記憶を“忘れる”ことが出来るのかについて、
具体的に示した画期的な本です。
●何が悩みの正体か、何が不安の正体か?
実は、イヤな記憶、失敗の記憶は、人類の生命維持と成長を
促してきた重要な記憶なのです。
幼児が誤って熱いヤカンに触り「アチッ! 」といって二度と同じ間違いを起さない。
幼児に限らず、大人になってからの社会経験でも、
同じ失敗を繰り返さないように我々は危機的状況を
過去の失敗体験に基づいて察知して回避します。
最先端の機能脳科学によると、過去の記憶は海馬に蓄積され、
いざという時になると扁桃体が海馬に
「強く思い出せ! 」と命じ危機回避するわけです。
ところが、海馬と扁桃体がイヤな失敗の記憶を増幅して
連携プレーを繰り返す結果、前頭前野にイヤな認識のパターンを
作り、イヤな出来事に囚われた心の状態が作られるのです。
実は、これが私たちの悩みの正体なのです。
では、どうすればイヤな記憶、イヤな気持ちから解放されるのでしょうか。
そのキーワードのひとつが「クライシスサイコロジー」です。
●自分を苦しめるイヤな「気持ち」を消すのは簡単!
「クライシスサイコロジー」とは、簡単に言えば
大災害や大規模テロなどが起こったさいに、
人々をその恐怖体験から解放し、それをトラウマにしないための心理学のことです。
この本は、セルフコントロールの方法を応用して
「クライシスサイコロジー(危機管理心理学)」の手法に基づき、
脳機能学者である苫米地博士が
自分を苦しめるイヤな気持ちを消す方法を徹底解説!
脳の記憶のメカニズムを知ってそれをうまく処理し、
イヤな記憶を呼び覚ますマイナスの情動に支配されない方法を伝授します。
最先端の機能脳科学が解き明かす、脳の仕組みと特性を利用して、
ぜひ、これまで抱えていた悩みや不安、イヤな気持ちをすぅ~っと“忘れ”、
人生を健やかに前進させてください。