この手の薄もの問題集としてはかなり良い
★★★★★
短めの長文10題、長めの長文10題、自由英作文6題収録となっているが、「短めの長文10題」でも今の大学受験では充分長い和文英訳問題に入る。構成としては、同じ著者が同じ出版社から出した「毎年出る 頻出英作文」とほぼ同じである。つまり、語句と考え方の解説があり、日本人による解答二例、米人による解答一例が載っているのだが、この問題集独自の点として、「こうも言える」「こうは言えない」という注が別冊解答に載っており、これが結構詳しい。この手の薄もの英作文問題集としては最も使える部類に入ると思う。定評のある英作文の参考書をやったあとで、和文英訳の課される国公立大学受験生が直前に腕試しとしてやるのに非常に有効だろう。問題数も直前にやるのにちょうどいい。15時間以内に全部終わると思う。