とってもファニーな、心配性の男の子を描く絵本
★★★★★
ある日、彼は櫛に数本抜け毛を見つけます。「えっ、まだ5歳なのに禿始めたの?」しばらくしたら、おへそに綿ぼこり。「あ~っ、僕の詰め物が飛び出しているんだ!」翌日水遊びしていたら、つま先の皮がむけてきたよ。「ううぅ、骨になるまでむけちゃうのかなぁ?」鼻くそが出れば、脳みそが飛び出したかと心配し、歯がぐらついてくれば、歯がみんななくなって食べられなくなるのかと怖くなり...いまに目玉も手も首ももげちゃうのかと心配になってきた彼は...
全部の登場人物の目玉が飛び出している、きもかわいい系の絵は色鉛筆の細い線で実に丁寧にくるくると塗られていて、それがこの男の子のファニーな恐怖感をとてもよく表しています。
この本が気に入ったら、More Partsの続編もあわせて是非読んでみて下さい。