大好きなキャラクターのページから読むこともできます。キャラクターはフィンランド語のアルファベット順に並べました。和名とフィンランド語名、そして本文中にスウェーデン語名とその由来まで明記したキャラクターもいます。どんな性格で何が好きなのか。物語の重要なシーンや、フキダシ部分での名言で、人物像がより明確に浮かび上がります。絵本からの大きなカラー挿絵もたくさん掲載!
ムーミンママは、やさしくて面倒見が良く、どんな人も受け入れてくれる存在。いつも物事を良い方向に考える明るいママのエピソードや、時には自分の役割に疲れてしまう意外な一面も紹介します。コミックスからも、そのキャラクターらしさがにじみ出るシーンを多数引用。ますますキャラクターに愛着がわきます。
ムーミン谷の個性豊かな住人たち。こんなひと、自分のまわりにもいるいる!と思うことがありませんか。「私たちの世界のブリスクさん」「ブリスクさんになってみよう」のように、そのキャラクターと現実世界を結びつけるコーナーもあります。ムーミンの作者トーベ・ヤンソンの鋭い洞察による人物造形が、私たちのまわりの人物に結びつくのです。著者のシルケ・ハッポネンは彼らとのつきあい方まで指南してくれます。
ムーミンって、そもそも何者なの? そんな疑問にもきちんとお答えします。ムーミントロールという名前から、北欧のトロルを思い浮かべるかもしれませんが、その正体は明らかではありません。作者のトーベ・ヤンソンが作り出した架空の生きものなのです。でも、ムーミンたちのご先祖さまは、タイルストーブ後ろに住んでいて、人間が悪さをすると冷たい息を吹きかけたそう。北欧のみならず日本の伝承物語や妖怪のことも、ふと思い出させますね。
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