かんばん方式の目的・手段関係がよくわかる
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この本では、かんばん方式の目的・手段体系の説明から入っており、かんばんの位置づけがよくわかる。また、かんばん方式の運用時に問題になってくる、かんばん枚数や、発注点、発注量の決め方が、他書では、数式一行で説明されている部分が、ていねいに図解で示されており、数年来の疑問がやっと腑に落ちた。後半では、いわゆる現場の目で見る管理の事例のほかに、業務プロセス全体を見える化するためのプロセス計画書の考え方が紹介されている。これを使えば、分厚いISO9001のマニュアルもシンプルに見える化できそうな印象をもった。仕事の仕組みをシンプルにしようとする人にとってよい入門書になると思う