フライトシムに必要な4軸アナログを備えているので、
操縦性はまずまず。
スティックの重さも重すぎず軽すぎずで、微妙な操作も問題なし。
握り心地もよく、長時間使用してもあんまり疲れない。
ボタン数が少ないのでHOTAS的な操作はできないが、
キーボードで補えば何とかなる。
しかし、重量が軽すぎるので、何かに固定しないと話にならない。
ゴム製の滑り止めは付いているが、気休めにしかならない。
うちの場合、木製のステップに両面テープで固定して使用中。

安くてそこそこ使えるスティックがほしい人にお勧め。

saitekのcyborg EVOが二年間の酷使に耐えお役御免となったので、買い換えた。スイッチ類は7つ装備されていて必要最小限の機能は持つ。さすがに最新版。EVOより動作もかっちりとしていて、大変安定した操縦感覚を味わえる。インストールもプラグアンドプレイで簡単に行え、すぐ使える。コンパクト、が売りなので台が軽いが、摩擦係数の高いゴム足がついており、上から少々押さえるように操作すればぐらつきはない。
フライトシミュレータに関しては2000時間以上滞空経験を持つ。その立場から言って慣れた人間から初心者まで、幅広く使える。これは良い。ただし、耐久性や高級感、質感なんて贅沢は期待しないのがお約束。なんといっても価格が安すぎる。小売で４０００円台ということは原価率４０％として原価１０００円台だろう。信じられない。「無茶苦茶健闘している」製品であり、ほめたたえたい。蛇足だが、別にＰＺ４４を中心としたフルシステムも構築しているが、ヘリコプターや戦闘機の操縦には絶対こちらのほうが便利だし快適。それから、上位機種のｃｙｂｏｒｇ　Ｘは、機能は少々多いが、スティックと台が分離している関係で接点に接触抵抗が発生しており、さらに金メッキされていないため導通に不安がある。お勧めできない。