「期待以上の一冊だった。これは、シンプルかつ強力な新しいリーダーシップだ!」
――中竹竜二(日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクター)
意見を言い合う、チャレンジする、協力する……
チームとしての「当たり前」がなぜできない?
チーム研究の第一人者による、組織づくりの新バイブル!
これまでの「チーム」とは、スポーツチームや音楽家のグループのように、
物理的に同じ場所にいて、信頼を築く時間がある、固定された集団だった。
しかし現在はどうだろう。
メンバーは世界中にいて、目的達成とともに解散する、流動的な集団へと変わりつつある。
――いま、チームを機能させるためには何が必要なのか?
トヨタ、IDEO、チリ鉱山落盤事故救出チーム、北京五輪会場設計チーム…
20年以上にわたって多様な人と組織を見つめてきたハーバード・ビジネススクール教授が、
「チーミング」という概念をもとに、学習する力、実行する力を兼ね備えた新時代のチームの作り方を描く。
<本書で扱われる主なトピック>
●ルーチンの業務か、複雑な業務か、イノベーションの業務か。
仕事の「質」によって、チームづくりも学習目標も変わる。
●意見を言い合う、チャレンジする、協力しあう……「チームとしての当たり前」をなぜ実行できないのか?
●学習フレーム VS 実行フレーム
●「心理的安全」を高めるリーダーシップ行動。
●「失敗から学ぶ」のは、なぜ難しいのか?
●生存率2%の「不可能な」救出劇。奇跡のチームはこうして生まれた!
●学習しながら実行する VS 効率追求しながら実行する
●学習が止まると、組織の成長は終わる。
●優れた組織のリーダーは、毎日みずからにこう問いかける。
「われわれは何を学ぶことができるか。もっとうまくできることは何か」
原著 TEAMING: How Organizations Learn, Innovate, and Compete in the Knowledge Economy