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世界史がわかる重大事件100 ――人類の歴史を変えた、争乱・革命・戦争 (知的生きかた文庫)

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: 三笠書房
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世界史がわかる重大事件100(知的生きかた文庫)





紀元前の「バビロン捕囚」「ペルシア戦争」から、


現代の「ヨーロッパ統合」「アラブの春」まで、


各国各地域の人々が繰り広げてきた約2500年間の世界の歴史を、


100の重大事件で読み解きます。





膨大な事件・事象から選んだ100の項目は、


世界史を理解するうえで基礎知識となり、


なおかつ後世に与えたインパクトの大きいものを選んでいます。





項目の冒頭には本文とは別に、


その事件の背景や時代解説をしていますので、


100という項目数以上に、世界史理解に役立ち、


教科書のサブテキストとしても十分使用に堪えられます。





また、ほとんどの世界史の記述は地域別になっているため、


同時代の他地域との関連性や影響などが把握しにくくなっていますが、


本書は発想を変えて地域という概念を取り去り、


世界を一体と考えて年代順に事件を追っています。


このことで、世界の歴史が行きつ戻りつせず、


時間の流れに沿ってすんなり理解できます。








■目次





はじめに





【第1章】


古代世界に衝撃を与えた興亡


紀元前の世界


001 バビロン捕囚


  ▼ユダヤ人受難はここから始まった


002 ペルシア帝国のオリエント統一


  ▼ダレイオス一世、領土を最大に


003 ペルシア戦争


  ▼強大なペルシア帝国、小都市国家ギリシアに敗れる


004 ペロポネソス戦争


  ▼アテネとスパルタの争いでギリシア衰退


005 アレクサンダー大王の遠征


  ▼オリエント文化からヘレニズム文化へ


006 ポエニ戦争


  ▼カルタゴを破ったローマが急速に発展


007 アショーカ王のカリンガ遠征


  ▼インド史上初の統一国家


008 秦の焚書坑儒


  ▼恐るべき思想統制


009 陳勝・呉広の乱


  ▼始皇帝の死で不満が爆発


010 スパルタクスの乱


  ▼ローマ帝国拡大の犠牲者たち


011 アクチウムの海戦


  ▼このときローマはなぜ帝政になった?





【第2章】


東アジアとイスラム世界の転機


一世紀~十世紀の世界


012 赤眉の乱


  ▼新を倒し、漢帝国復活への道をつくる


013 黄巾の乱


  ▼後漢が衰え、「三国志」の時代へ


014 隋の大運河建設


  ▼経済の中心と政治の中心を結びつける


015 ツール‐ポアチエ間の戦い


  ▼なぜ“天下分け目の戦い”になった?


016 アッバース朝の成立


  ▼アラブ帝国からイスラム帝国へ


017 タラス河畔の戦い


  ▼唐帝国とイスラム帝国の激突


018 安史の乱


  ▼元凶は玄宗と楊貴妃


019 黄巣の乱


  ▼唐が滅亡し、群雄割拠の時代へ!





【第3章】


中世の表舞台で起きた重大な出来事


十一世紀~十五世紀の世界


020 キリスト教会の東西分裂


  ▼ローマ教会とギリシア正教会のルーツ


031 レコンキスタの完成


  ▼スペイン王国、イスラム勢力を一掃!





【第4章】


大航海と宗教改革――世界の転換期


十六世紀の世界


032 ポルトガルのインド航路開拓


  ▼大航海時代の幕開き


042 イギリス東インド会社設立


  ▼インドの植民地化を推進する





【第5章】


絶対主義の時代に起こった攻防


十七世紀~十八世紀の世界


043 三十年戦争


  ▼ドイツの歴史を二世紀後退させた宗教戦争


054 ナポレオンのロシア遠征


  ▼何がナポレオンの失策だったのか?





【第6章】


民族自立への反乱・革命・統一運動


十九世紀の世界


055 ギリシアの独立


  ▼イスラム世界からの自立


067 ロシア‐トルコ戦争


  ▼バルカン半島から広がった紛争





【第7章】


広がる帝国主義と抵抗する力の衝突


十九世紀末~二十世紀初頭の世界


068 ドレフュス事件


  ▼フランスの民主主義を進めた冤罪(えんざい)事件


077 辛亥革命


  ▼宣統帝が退位し、中華民国成立





【第8章】


世界大戦――国際対立をもたらした引き金


二十世紀前半の世界


078 サライエボ事件


  ▼暗殺事件がなぜ第一次世界大戦に拡大したのか


087 ドイツ軍のポーランド進撃


  ▼第二次世界大戦勃発





【第9章】


冷戦から雪解けへ――新しい世界地図


二十世紀後半~二十一世紀はじめの世界


088 ベルリン封鎖


  ▼ドイツの処理問題から激化した“冷戦”


100 ヨーロッパ統合――EU


  ▼欧州の壮大な試みと多難な前途





COLUMN


● ブリティッシュ・イングランドの由来


● 城の国カスチリアの銘菓「カステラ」


● 搾取の上に繁栄する大英帝国


● フランス三色旗のいわれ





■著者 綿引 弘(わたひき・ひろし)


一九三六年、東京都生まれ。東京教育大学文学部史学科卒。


桐朋中・高校教諭、日本私学教育研究所専任研究員を経て和光大学教授を務めた。NHK高校講座世界史を一二年間担当、話題を呼ぶ。


著書に『世界の歴史がわかる本〈古代四大文明~中世ヨーロッパ〉篇』『世界の歴史がわかる本〈ルネッサンス・大航海時代~明・清帝国〉篇』『世界の歴史がわかる本〈帝国主義時代~現代〉篇』『一番大切なことがわかる「世界史」の本』『「怖い絵」で読む世界の歴史』(以上、三笠書房《知的生きかた文庫》)『物が語る世界の歴史』(聖文新社)など多数