僕らは今、大きな時代の境目を生きています。
スマホ、タブレット、インターネット、オンライン・ショッピング、グーグル検索……。こうした IT 技術の数々は、昭和の頃の僕らが夢に見ていた、ドラえもんの道具そのものです。
誰もが突如ドラえもんの道具を手にしてしまった。それがここ 20 年の間に起きたことなのです。僕たちが今どんな時代を生きているのか、そしてテクノロジーは意識や社会の在り方をどんなふうに変えていくのか？
そして僕らは新しい世界を、どんなふうに生きていけばいいのか？　本書を通じて一緒に考えてみましょう。

第１章　個人で生きる時代
増える生涯未婚
若返る高齢者たち
超高齢化が意味すること
グローバル化
人材が豊富な土地に、企業が集まる
労働力の安いところでの製造
グローバル企業を誘致する方法
グローバル化は事業規模は問わない
仕事や教育を求めて移住する

第２章　すべてがつながり、すべてが混ざり合う
意味を失ったオンラインとリアルと切り分け
友達千人できるかな？
たくさんの人とゆるくつながる
一度にたくさんのことをする
家庭が職場化する
職場も家庭化する

第３章　変化はまだ始まったばかり
産業革命は早かった
IT革命もまた速い
現実になったドラえもんの道具

第４章　データが僕らをカタチ作る
生まれ続けるデータ
あらゆるシーンでデータが生まれる
意識的に生み出すデータ、勝手に採取されるデータ
データは瞬時に利用される
広告スペースと嗜好情報のリアルタイム・オークション
個人がハダカにされる
自由意志なんてあるのか？

第５章　テクノロジーのゆくえ
すべての「モノ」がネットにつながる
スマホと連動、クラウドに記録
データが意味を持ち始める
ビッグデータ
ターゲット事件
犯罪予測の応用
人工知能の発達
自動運転車
ビッグテータの解析
Augmented Reality（拡張現実）
見えてきた眼鏡型デバイス
ウェアラブル
ブレイン・マシン・インタフェース

第６章　未来はどうなるのか
人との繋がりは？
もっと悩む時代になる
「キモチ」に飲み込まれる人たち
無敵の人
「キモチ」が産業になる
人工知能が「キモチ」をケアする
テクノロジーと人間が融合する
仕事は？
グローバリゼーションと格差の問題
創造力とは？
じゃあどうすればいいのか？
仕組みを作れる人になれ！
創造力を高めるには？
創意工夫する感覚を養おう
自分の気持ちをケアしよう
人に揉まれる
自分を助けてくれるネットワークを作ろう

第７章　時代を生き抜くための28のヒント
プライバシーの行方は？　元カレ評価アプリってあり？
これからの宗教は？
親が肝に命じること
周囲に理解者がいないとき
フェイスブックに疲れてきた？
失敗体験は貴重だ
小２でプレゼン、高校でディベート
民主主義はいずれなくなる？
教養ってなんだろう？
パソコンを受け付けない親
リーダーに必要なこと
お医者さんは安泰か？
クックパッドは偉い
選挙活動のカタチ
部品を作る会社だからこそ
技術力が高いって？
注目の会社
バリアフリー化が進めば
自分を掘り下げるということ
クリエイティビティの源泉
「みんなと一緒」いいのか、自己アピールが大切なのか？
フォースを磨け！
食の二極化
大好きな福岡に住みたい！
日本独自なこと
子供時代は一度しかない
スマホで子守りの是非