余命6ヶ月 妻のがん死をのりこえて 僕と麻里亜の物語
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ささやかな親子三人の暮らしを突如襲った病魔。
サラリーマン生活も順調にきた夫、直樹が42歳、ひとり娘の麻里亜が小学2年生になったばかりの4月、突然その日は来た。
同い年の妻、亜美を襲った腹痛。そして入院。病名は極めて予後の悪い「スキルス性胃がん、ステージⅣ、余命6ヶ月」であった。
直樹は一度目の手術後の病院の対応に絶えられず、医師と激しく口論し、つても無いなか、必死に病院を探しついに妻を転院させる。
そこで神様のような先生と出会い、再手術に臨む、先生が確約した麻里亜の夏休みに奇跡的に退院できる。「永遠に終わらないでくれ」と思い続けたはかない夏休みもつかの間、秋の訪れと共に再発、壮絶な闘病が始まった。
最後の望みをかけた3度目の手術もうまくいかず、地獄へと転がり落ちていく。
そんな中でも病院で明るく前向きに生きる亜美。
母親の入院というショックから、食事もとれなくなってしまった麻里亜。
妻に真実を伝えたくてもあまりに過酷な事実のため伝えられず、呆然と立ち尽くす直樹。
絶飲食の中、一度だけ、2時間だけ、帰って来られた涙のクリスマス。
そして避けられなかった壮絶な別れ、そのとき。
そんな「妻の死」という筆舌し難いショックのなか、満身創痍の直樹と幼娘、麻里亜がどうやって日常を取り戻していったのか、その後。
単なる闘病記では終わらない、至極のノンフィクション、感涙の結末、今ここに!