日本ではAirfixのインジェクションキット、Pitroadのレジンキット位しか入手できず、実艦も日本との関わりが殆ど無い本級で、どの位の人が関心を持っているか疑問ですが、第1次、第2次の両大戦での活躍がもう少し評価されても良いかと思います。本書は他のshipcraftのシリーズの様式に従い、級全体の説明、各艦の経歴、模型の紹介とレビュー（一部は紹介だけ）、グレードアップパーツの紹介とレビュー、完成模型の紹介、各艦のカモフラージュ図（片舷だけと、両舷のものがある）、各艦の外見上の相違を紹介した文章、バーラム（1915年と1941年）、マラヤ（1943年）、ウォースパイト（1942年）、クィーンエリザベス（1941年と1943年）の右舷側面図と平面図が用意されています。しかし、細部が明らかな視覚情報は十分とは言えず、Anatomy　of　the　ShipsのWarspite等補助資料が必要かと思います。