イギリスの普通の家
★★★☆☆
一般家庭の室内風景の写真が魅力的。ちょっとあか抜けない様子が、プロのデザイナーやアーティストの威嚇するようなインテリアより親しみが持てて、見るのが楽しい。ナチュラルな、田舎風な家庭生活の紹介がいい。ただ初期の作品に比べて作者の金銭感覚がかなり変わったなと、思った。読者層が変わったのかな。節約に興味がある、といっても海外のおばあちゃんの知恵やインテリアに興味を持ち、ちょっと行ってみようかしらと考える人は、貧乏人ではない。作風が庶民感覚からは少しずつ離れてきたかな、という気がしました。
タイトルと違うよ…
★☆☆☆☆
タイトルに「イギリス式のお片付け、365日アイデア」というような風にあって惹かれたのに、内容は、「ん?どこに書いてある?」という感じで、ガッカリでした。コメントに惑わされました。お片付け料理としては二種類位しか書いてなくて、そのうち一つが、鶏の丸焼きを一週間で使いきると言われても…しかもイラストだし片付けアイデアといっても、藤カゴを使うとか、服はクロゼットに収まるだけとかの小さいスナップが数カットあって一言添えられてるだけだし。著者の家も、言ったら悪いけど普通の家を無理やり撮った感じ…
この本は、イギリスの家庭の簡単な紹介としてならまぁいいのかな。。だとしたらもっとちゃんとした写真が欲しいけど。長靴をしまうプラスチックの箱を、折り畳んだ状態から開いた状態にした解説の写真とか四枚もいらない〜服のリフォームのくだりもいらない〜著者のファンならいいのかな?
片付け本としては参考になりませんでした。イギリスの家庭のスナップを少し見るにはいいかと思います。
イギリス式の生活って何だろう? 王朝の生活って何だろう?
★★★★☆
実生活との関わり。
節約とお片づけ。
そんな疑問に少しヒントになる本です。
内容
・ モノが多いのにスッキリ見せる
・ 英国ミセスの腕前は、収納家具に頼らない
・ 普通、モノが多いと家は雑然と見えるものですが、
ポイントは、高さを揃える(食器、調理器具)、コーナーの色分け
(古いものを引き立てる。赤、青、黄など、彩度の高い色で棚やドアをぬる)
・ 英国の古い邸宅はほとんど収納がありません
そこで、人々は二つのポイント「 左右対称 」と「 連続 」というルールを
守り、モノの多い室内をスッキリと片づけています。
・ イタリアルネッサンスの古典的手法 シンメトリー(左右対称)の原理
リビングの中央(イギリスでは暖炉)をフォーカスポイントと定め、
この基本を守れば、多少モノが増えても、ごちゃごちゃしません。
・ もう一つのポイント 連続
ものをたくさん並べても整然として見えます。
そのときは、同じ高さに配置するのがポイントです。
・ 家の中でもっとも大切なのは、夫婦の寝室
部屋づくりの基本は、カーペット、カーテン照明を決めること。
・ キッチン&テーブル
時間のない彼らは、食器、鍋、食品と・・・
いろいろなヒント。
質素の中に、美しさの基本が隠れている。
その基本を伝える本です。
イギリスにも興味がわきました
★★★★★
最近、生活の知恵的な本がたくさん出ていますが、私が目についたのはコレ。
イギリスの実際の家やお店のかっこいい写真がいっぱいで、見ているだけで
興味深いです。建築関連の仕事をしている私にとっても、イギリスの家はスペースの
使い方や配置の仕方などがとても上手で参考になりました。
収納やデザインなど建物に関してはもちろん、古着のリフォームや家庭料理、
心豊かにしてくれるハーブとか、不況の現代に上手く暮らしていくヒントがいっぱいで、
そういう方法もあるのかと目を開かされる思いでした。
実は、あまりイギリスのことは知らなかったのですが、とても普段の生活を大事に
している国なのですね。今後注目してみたいと思います。
やっとみつけた
★★★★★
井形さんのホームページをみていてこの本を知り、本屋さんは、売り切れ。絶対読みたいと、まわること4件。だめかなとあきらめかけて、5件目でやっとみつけられ、どんな写真がのってるか、胸を高まらせながらダッシュで帰り、本を開くと期待どおり、いやそれ以上の写真が何枚も紹介されてました。大好きなイギリスの家の中がとても素敵で大満足です。すこしづつ私の家にもイギリスのテイストを取り入れようと決意新たにしました。