感動できるゲームが欲しくて、レビューを見て買ってみました。
期待しすぎていたのか、この作品の世界観に浸かることができなかったのかはわかりませんが、あまり感動はしませんでした。
おそらく私の理解力が乏しかったからだと思われるので、もう一回やってみます。

シナリオやセリフ回しはとても面白く、飽きずに続けることができました。
絵もとても綺麗だと思います。キャラも可愛いですし。


ちなみにvistaで起動できました

この作品を一言で表現するならタイトルのとおりです。 この作品を通して、 人というものは通じ合うことはできても、全てを共有することはできないこと。 だからこそ「生きる」ということは「寂しい」ことなのだということ。 その寂しさを誤魔化すために他人がいるということ。 孤独と向かい合った人にとって、思い出とは唯一の支えであること。 クドイのでやめますがそんなことがひしひしと伝わってくる内容だと思います。 この作品を知ったのならやってみたほうがいいですよ、ほんとに。 理想は近くにいるだれか 一時の交差を胸に 瞬間の交差を求めて

何と言うか、凄い作品です。雰囲気はエヴァンゲリオンやぼくらのに近い。久しぶりにこんな作品に出会いました。

最近『人類は衰退しました』という小説で田中ロミオ氏の作品に初めて触れ
独特のユーモアが織り成す物語に感銘を受け"この人の作品をもっと知りたい！"
という動機を持って、遅ればせながら本ゲームを手に取りました。

さてこのゲーム、結論から申し上げますと、他の方のレビューにもあります通り
確かな「名作」であると思います。

が、単純に「感動的なストーリーがいい」とか「音楽が神」やら「キャラが立ってる」とか
ヒット作にありがちな、分かりやすくステレオタイプな"良さ"が全面に出ている作品ではありません。
学園+少年少女というオブラート用い"人と人""自分と他人""普通と異常"といった哲学的な問題を定義し、不思議な世界の中で不思議な主人公が確かな一つの"解"を示す…かなりメッセージ性の強い作品です。

ある意味美術品の域まで昇華された（大げさかもしれませんが自分はそう感じました）メッセージ性の強さは、自分のような凡才では一度のプレイでは感受できず、有志たちの考察サイトの解説を持ってようやく自分なりに解釈と理解を得られました。

"攻略"ではなく"考察"したくなるギャルゲー、それがCROSS†CHANNELだと思います。
いや、ギャルゲーとカテゴライズするのは凄く違和感……

これまでプレイしたことが無かったようなジャンルのゲームです。
「生きるとは何か」結構考えさせられます。
エロいシーンはあまり期待できませんが、日常と非日常の狭間で、
自分自身の人生を振り返ってみるのも良いのかもしれません。