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韓国新幹線を追え (光文社文庫)

価格: ¥540
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
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十津川さんの活躍は国内の方がいい ★★☆☆☆
韓国旅行のリピーターなので読んでみたのですが、
いくら小説とはいえありえなさすぎで、韓国の人が読んだら怒るのでは?と
思ってしまうような結末でした。
最初の方の事件の伏線も、結局うやむやで終わってしまった感じだし、
韓国のこともそれほど詳しく書かれていないので、旅心もくすぐられないし、
かなり物足りないです。
十津川警部は日本国内の活躍にとどめておいた方がいいと思います。
深読みせずに,KTXを楽しみましょう ★★★★☆
久しぶりに西村作品を読みました。

推理小説なので深いレビューは書けませんが,2時間ドラマにありがちな金銭や私怨がらみではない,もっと大きな話が事件の動機になってます。その点が西村作品としては異色で,おそらく同じ設定を日本を舞台にしては書けないでしょう。

日韓の政治問題にも言及され,一応「社会派トラベル・ミステリー」をうたってはいますが,そこは西村京太郎。2時間でケリを付けるためには,そんなところに深入りできません。舞台装置こそ大掛かりですが,事件後に犯人の要求がどうなったかはもちろん,伏線として張られた事件たちとの関連性もほぼ放置プレイ。

こういうのはエンタメと割り切って,それこそ2時間くらいで読みきるくらいの勢いが必要なのでしょうね(笑)。

スリルと旅情たっぷり、迫力満点! ★★★★★
文句無しに面白い。政府要人の命が狙われるという物語で、日韓の政治問題にも深く言及している。また、韓国の新幹線KTXが舞台となるが、この列車に関して、詳細に解説されるとともに、物語中で列車ジャックまで発生する。しかも、列車は爆破炎上するなど、スリルの連続だ。それとともに、韓国の旅情もたっぷりと盛り込まれている。著者のこれまでの作品とは、趣を異にする力作だ。

数多い著者の作品の中でも、本書は特に面白く、
一気に読み上げてしまった。

スリルと旅情満点の、
社会派トラベルミステリーだ。
珍しくスリリングなストーリー ★★★★★
 韓国と日本が抱える社会問題をモチーフに、アクション映画のようなストーリーでした。
 現在の日韓関係に十津川警部や亀井刑事、さらに韓国の女刑事が巻き込まれます。二国間の微妙な関係が小説に出てくる登場人物の台詞に出ている気がしました。
 こういうストーリーは西村京太郎氏の作品の中では珍しいと思いましたが韓国の時代の先端を行く列車をメインにするところは西村京太郎氏らしさが出ています。
 はたして韓国新幹線を舞台に異国の地で犯人の真の目的は? 十津川警部・亀井刑事の運命やいかに!!