暴走するこころをコントロールするための冥想法
★★★★☆
この本は別々に行われたヴィパッサナー実践会での法話を三つ載せたものらしい。
巧くつながっていると思う。
表題の法話はこころをコントロールせず暴走させると自分だけでなく回りも不幸にすることを原子爆弾に例えて説明したもの。解決策としてヴィパッサナー冥想があげられている。
二つ目と三つ目の法話は、ヴィパッサナー冥想の心構えというか留意点が述べられている。この辺をよく読んで冥想実践に役立てるといいだろう。
ヴィパッサナー冥想の実践の仕方自体はあまり書かれてないので、別の本(例えば自分を変える気づきの瞑想法―やさしい!楽しい!今すぐできる!図解実践ヴィパッサナー瞑想法や心を清らかにする気づきの瞑想法(DVD付)〔新装版〕など)を参照した方がいいだろう。
内側を見つめる☆
★★★★☆
ヴィパッサナー瞑想に興味があって、本書を購読。
瞑想に傾倒する人は、社会の逸脱者・・というクダリに、あたたた。。(笑)
でもきっといつか、ご縁があれば、機会があることでしょう。
一方で、社会の価値観からは、距離を置くことの大切さも。
思考は、本当の自分ではないこと。
この本を読みながら、内側を見つめていたら、
頭の中のスクリーンに、思考が浮かんでは消えていく様が、よく見えた。。
そして、深い心の安らぎを感じた。
核爆弾が脅威なのではなく、核爆弾のスイッチを押す、こころが危険なのだと。
この、インパクトのある本の題名が、教えてくれました。
こころと距離を置いて、ただ眺めることの大切さ。
それは、なにものにも替え難いものがあるのではないでしょうか。
各人が、自分の内側を見つめることの大切さを説いた、良本です。
コワいもの(知らない世界)観たさで、のぞいちゃったかな
★★★★★
「食べ物の価値ってなんでしょう?」P130
是非ともご一読あれ、お勧めします。
手を合わせ「いただきます」の感謝の言葉が、
成る程その真意にせまり、深く考えることになること、
間違いありません。
すべてが違うのです。
お釈迦さまの考えに“なじまないもの”を感じるのが当たり前、
しかし思考を組み立てなおすと、
もうちょっと学んでみようか、と思えるから不思議です。
「3 ヴィパッサナー瞑想をすすめるうえで」P135は
瞑想会の様子が伝わって参ります。
分かろうが、分かるまいが、
何かしら惹かれるから読んでいる自分に気づく。