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リスニングルームの音響学―シミュレーションと測定で徹底解析!

価格: ¥2,730
カテゴリ: 単行本
ブランド: 誠文堂新光社
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知っておきたいオーディオルームの知識と良い音のテクニック満載 ★★★★★
松下電器に勤務されていた日本のオーディオ界を代表するようなエンジニアの石井伸一郎氏。退職されてから本格的なオーディオルームの研究をされた集大成的な本である。紹介されている具体例がとてもわかりやすくまた石井式リスニングルームの考え方が大変良く判る。オーディオにおける部屋の重要性が説かれている。CD一枚分で買えるこの本はすぐに石井式リスニングルームを作ることが出来なくても今何が出来るのかヒントをたくさん与えてくれる。科学と感性の融合がオーディオの楽しみであることが実感として理解できる。特に低音に悩むオーディオマニアにはいろいろな意味で得ることが多い本である。この本を読むと高価なケーブルよりも測定器とグラフィックイコライザーが欲しくなる。(笑)
この著者の主張はごく当然です ★★★☆☆
聞く音が、周囲の環境に影響されるというのは当然のことです。吸音材、遮音材の話だけでなく、少なくても定在波、音響モード、低域ではライトカップリング、広域ではヘビーカップリングなどということを知っている方からすれば当然の内容ではないかと思います。また、このことは、昔から明らかにされていたことであり、1969年に加銅哲平氏が書かれた「リスニングルームの設計」などでも多少書かれていたと思われます。新規的な内容は別に無いと思いますが、そう思うのは私だけでしょうか?
このあたりを詳しく勉強したいのなら、「サウンドシステムエンジニアリング」という本がありますので、これも勉強されてはどうかと思います。
機器なら失敗しても買い替えが可能だが、家屋は無理 ★★☆☆☆
家屋新築を機に、リスニングルーム建築を思い立ち、この本を買ったが、参考程度にしかならなかった。

この本の欠点は、リスニングルーム建築に必要な予算が、どのぐらいかかるのか、明記していないこと。予算の裏付けなくして、不動産建築はあり得ない。

第5章「石井式リスニングルームの施行例」として、

「2x4工法吹き抜け構造 24.2平方メートル(14.6畳)天井高 4.2m」
「鉄筋住宅の長さ 7.25m 44.0平方メートル(26.7畳間)天井高 5.0m」
「従来工法のコンクリート地下室 42.56平方メートル 天井高 3.5m」
「木造建築従来工法 14.62平方メートル 天井高 3.0m」
「鋼製パネル工法地下室 15.5平方メートル 天井高 2.4m」

とある。

石井氏が推奨するリスニングルームの縦横高さの比率は、1: 0.845: 0752 であるが、これは、10畳間を想定すれば、天井の高さが、3メートル以上になる。そんなに高い天井は、木造住宅では特別注文になる。そのような特殊な家屋を建てる経済力を施主に求めることは、一般庶民の感覚を逸脱していると思う(地下室は、もっとお金がかかるだろう)。よって、石井式リスニングルームは建築費用が格安であるということに、私は疑問を感じた。

石井氏は、天井が低い部屋をリスニングルームとする場合についての対策を書いているが、それは、オーディオマニアなら誰でも経験的に分かることと大差ない、と、私は感じた。

機器なら失敗しても買い替えが可能だが、家屋は無理。
居住性を無視した部屋を作ってしまったら、その部屋は他の用途に使えない部屋になる。
したがって、リスニングルーム建築には、慎重になるべきだと思う。

世の中には、様々な特徴を持つオーディオシステムが無数に存在するのに、理想的リスニングルームは、唯一「石井式」だけなのだろうか。

本書によらずに、各々のリスナーの嗜好にあったリスニングルームを構築するほうが、リスナーの嗜好に応じた環境と音を得られるのではないか、と私は思った。
貴方のオーディオライフがグンとレベルアップします。 ★★★★★
著者 石井 伸一郎さんはPanasonicの高級オーディオ機器ブランド テクニクスの開発を担当された技術者です。 本書は著者が多年の研究と経験をもとに、リスニングルームのような小さな部屋の音響特性を理論的に解析し、また模型による実験・実測で実証し、良い音特製を発揮するリスニングルームの具体的な設計・施工方法を提案されたものです。
記述は丁寧かつ明瞭な語り口で、内容は順を追って判り易く、高度な工学的知識がなくても十分理解できます。 例えば、通常の6〜10畳間サイズのリスニングルームでは低音域に深い音圧の谷ができて「音が出てこない」現象が出ます。これを著者は「日本海溝」と称しています。 またそれを改善するには天井の高い部屋が良いことを提案されて、「天高く音肥ゆる」と表現し、著者も楽しんでいる雰囲気です。
私もオーディオは素人レベルですが、楽しく読めました。
読者の皆さんが、新しくリスニングルームを構築されようという場合はもちろん、既存のルームや機器でより良い音を出したい、というご希望の際にはぜひ本書を一読されることをお勧めします。
スピーカは部屋の設計に合わせないと ★★★★★
スピーカは部屋の設計に合わせないと、無駄だったり、物足りなかったりする可能性がある。
部屋の設計からはじめれる人は少ないかもしれないが、やってみるといいかもしれない。

部屋の設計とスピーカがわかれば、自分の部屋がどうなっているかで、どういうスピーカを購入(自作)すればいいかが分かるかもしれない。
あるいは、簡単な部屋の補強でも効果があるかもしれない。