ラグビーは頭脳が9割
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2015年9月にワールドカップに日本代表が南アに大金星を挙げるなど大活躍。しかし今後、2016年には日本代表に準じるチームが「スーパーラグビー」に参戦、19年には初めて日本でワールドカップが開かれる。もう、日本ラグビー界は待ったなし。そんな状況だからこそ、世界の強豪、日本代表、そして各カテゴリーのスマートなラグビーを通じて、指導者、選手、観戦者なども含めてラグビーインテリジェンスを高め、ラグビーの新たな扉を開いていきたい。その思いから制作に着手したのが本書。制作するにあたって、戦略や戦術、新しい思考や取り組みで「スマートに戦った」チームを、日本代表だけでなく、トップリーグ、大学、高校と、カテゴリーに関係なく12チームを取り上げました。それぞれに共通するのは、経験豊かな指揮官が指導し、戦略や戦術を磨き、創意工夫して練習やトレーニングを積み重ねたからこそ、結果に結びついたこと。その強さの裏にあるチームがもつ信念、哲学も知ってもらえるよう構成した。ラグビーは、スピードやパワーのある“個”の突出した選手同士の1対1の勝負や、スクラムやモールといったフォワード戦も、もちろんエキサイティングですが、そういった場面だけでなく、スマートに戦略、戦術で相手を崩してトライを取りきる、はたまた相手の攻撃を組織ディフェンスで止め、相手ボールをターンオーバーすることなどもボールゲームがもつ面白さであり、その醍醐味の一部。 ラグビーの指導者や選手たちにとっては、本書を読んで自らのチームを強くするヒントやきっかけになり、ラグビー・ファンには、指導者や選手がどういった考えでプレーしているかを知り、スマートなラグビーに触れられる一冊。