LOMO LC-Aやノベルティのカメラ、ハーフサイズカメラなど、いまや手に入らないデッドストックものや限定ものを中心に紹介されており、カメラ自体の写真には、可愛らしい演出がされています。
トイカメラの可愛くてポップなイメージを知って欲しい、というコンセプトで書かれたのかなぁと思います。それにしては、お高いものが多くて、可愛らしいイメージとは裏腹に「手に入りにくく、価格が高騰している」ものが多かったのは残念。
作例や商品スペックなどはほとんど無く、実用性はかなり低いです。これで、各カメラの作例が一枚ずつでも載っていたら、かなり違っていたと思うので、残念です。
LC-Aの使い方・特徴に数ページが割かれていたので参考にしたかったのですが、ある時期にしか販売されていなかったバージョンのLC-Aが対象のようで、仕様が違ったためあまり使えませんでした。
肝心の作例も、白黒2色刷りのページに載っていたのでよくわからず・・・。
あと、LOMOの正規取り扱い店じゃないところが商品提供していたのも、?でした。この本でされているLC-Aの説明は、販売元の正当な説明内容とは、若干の食い違いがあるのです・・・。
唯一よかったと思えたのは、巻末のインタビューでした。
天才アラーキー、森山大道氏、沼田元気氏への、トイカメラに関するインタビューで、それぞれ所有するトイカメラや、それに対しての考えが書かれていました。
内容の割にお値段のはる本ですが、トイカメラ好き(特にLC-A、SX-70所有者)にとっては巻末のインタビューだけでも、一見の価値はある・・・かな。
カワイイカメラ、面白カメラ、デッドストックカメラを集めた
写真本として見るぶんには楽しめると思います。
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写真本として見るぶんには楽しめると思います。
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写真本として見るぶんには楽しめると思いますよ。