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猫とキルトと死体がひとつ(イソラ文庫)

価格: ¥972
カテゴリ: 文庫
ブランド: 早川書房
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とっつきやすいお話です ★★★★★
リタ・メイ ブラウンのミセス・マーフィシリーズを、既刊は完読してしまって、猫繋がりで読んでみました。

主人公ジリアンがふわふわのお友達を大好きだという気持ちは、上記シリーズの女性郵便局長ハリーと同じ位強く感じられて
和みます。

未亡人で、ペット用のキルト作品を作るのが仕事という人物設定が興味深く、殺人により、夫の喪失から一歩ずつ
どころか、10歩ずつ位進んでいく課程が面白いし、彼女を取り巻く周囲の人々の関わり方も興味深い。

彼氏とのロマンスが妙ちきりんなライバルに邪魔されないか、気になって続巻を読もうとしたら、まだ出てなくて
がっかりしました。2作目が早く翻訳してもらえないかな。

ミセス・マーフィシリーズのように、ペット自体が物を考えたり会話をしたりすることはありませんが(←普通はない・笑)、
3匹の猫がそれぞれの特色を出しながら、ジリアンの日常生活・探偵行動にどう影響を及ぼしていくのか、楽しみ。

文章も読みやすいので、動物好きの推理小説好きにはお勧めします!
爽快な読後感 ★★★★★
この作品は cozy mystery と銘打つだけあって,読後感が爽やかだ.作者 (Leann Sweeney) の猫シリーズの第1作.ネコのこととなれば惨殺死体など見向きもしないヒロイン Jillian Hart のひたむきさは感動的だし,女性警官と協力して本格ミステリのすべてを解明する勇気は並でない.でも,この事件の舞台に設定されたサウスカロライナ州北部の小さな町とそこの住民が丁寧に描写されているので,読み進めると,何だか自分もアメリカの田舎に身を置いているような錯覚を覚え,それがまた興味深い.なるほどこのように考え,行動するのか,日本とはまるで違うな,と思う.舞台を '南北戦争' が指す南部に置いたのが生きるのだろう.南部には有名大学などがないので,日本からは見え難いことも異国の印象を強める.これは思いがけない収穫だった.第2作 The Cat, the professor, and the poison の日本語版が待たれる.それと言うのも,翻訳の出来が極上なのだ.強く推薦.
心温まるコージー ★★★★★
読んでいて不快な感じがしない心温まる作品でした。
「ディミティおばさま」シリーズが好きな方や、「ダイエットクラブ」シリーズに共感された方は、きっとこの本も好きだと思います。
主人公のジリアンは未亡人。移り住んだばかりの土地で旦那さんを亡くし、ショックからまだ街の人と交流していません。
彼女が徐々に心を開いて、人と結びつこうとする姿は本当にほほえましく、応援したくなります。
今までタイトルに「猫」「犬」が出てくるコージーミステリーはたくさん読みましたが、その中でも一番「猫が好き」と伝わる作品でした。
私の友人には、かなりの「猫派」と「犬派」がいるため、薦めようと目を通すのですが、正直今まで紹介しようという作品に出会いませんでした。
でも、今回は「猫派」の友人に紹介しようと思っています。
きっと主人公に共感してくれることと信じてます。