このレビューを見ているということは、あなたもビリ好きということで
しょう。また練習をしている(したい)人たちでしょう。それぞれのレベ
ルによると思いますが、私の場合は特に次のような時この本を読み返し
ます。
1. 一緒に撞くビリ人間がいないとき、指導してくれるビリ人間がい
ないとき
2. イレ、ダシ等でイメージどおりにいかないとき
3. 日常が忙しくて練習ができないとき
ビリヤードは他人に見てもらえないと、なかなか上達しません。しかし、
一人で練習するにしても意識するべきポイントを抑えておけば、技術は
向上していき、撞くことがどんどん楽しくなります。その手助けになる
という意味では非常に良い本です。
はっきり言ってこの本の日本語は変です。冗談も何が面白いのかわかり
ません。が、それもまた著者に実際に教えてもらっている雰囲気となっ
て一興です(笑)。
身近に教えてくれる人がいない初心者や、コジッて撞いて入れてきて技術的な限界を感じている人、
基本を確認したいと考えていた人には大変に役立つ本だと思います。
最後の章には、ハイスピードカメラによって映し出された、タップと手玉が接触する瞬間の映像などが載せてあります。
(時間にすると一万分の十秒程の短さです。)
これを見て、何が起きているのかを正確に理解する事で、
自分のショットが何!故失敗したのかを考える手がかりになると思います。