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Great American Songbook 3

価格: ¥663
カテゴリ: CD
ブランド: J-Records
Amazon.co.jpで確認
 『Great American Songbook』シリーズ第3弾の最初の曲をまともに受け取ることは少々困難だ。ロッドはこの「Embraceable You」で、自分の恋愛遍歴が“寂しかった”ことについて哀れっぽく歌っている。だが、『Stardust...Volume III』の1曲1曲は、これまでのアルバム同様に手堅いものだ。居心地がよかったり、ホットだったりで、ここに収められた曲が今でも力を放っていることを、楽しく思い出させてくれる。「S'Wonderful」は誇らしげに耳に残り、ロッドのハスキーな声は平均的なリスナーには退屈だと感じるかもしれない方法で、「Isn't It Romantic」の蜘蛛の巣を払うように歌っている。このアルバムはまた、ここで声がかかった有名な仲間たちが貢献したお陰で、聞き逃せないコンビネーションとなっている。エリック・クラプトンは「Blue Moon」でクラプトンらしいギターを聞かせ、スティーヴィー・ワンダーは「What a Wonderful World」(邦題「この素晴らしき世界」)で自由にハーモニカを吹いているが、何よりも突出しているのは沈むことのないドリー・パートンとデュエットした「Baby It's Cold Outside」、そして不屈のベット・ミドラーとのデュエット「Manhattan」で決まり。(Tammy La Gorce, Amazon.com)
アメリカ文化の爛熟に浸る ★★★★★
ロッド・スチュワートというと、私のような30年来のファンには、ロンドンの下町でボールを蹴っていたサッカー小僧がロックンローラーを目指したというイメージが強いのですが、ここでは何と、大人のムードのスタンダードを歌い上げます。
アメリカ資本主義の爛熟を絵に描いたような音楽ですが、これがどっぷり漬かると、けっこう心地よいのですね。けしからんけど…
個人的には、5曲目のStardust がいいですね。
これまた、古い話になりますが、40年前のTV番組「シャボン玉ホリデー」のエンディング曲だったはず。懐かしいですね。
Pop vocal ★★★★★
1、2枚目で味をしめて連続でこの企画らしい。前のアルバムはフィルラモーンなんで集中のしかたがややちがったみたい。しかしこの企画はまずいな。有名なポップナンバーばかりをじっくり歌う。彼の声はブルーズやフォーク・ロックスタイルで威力を発揮する。半減している魅力が残念。有名ゲストはいいが退屈になりやすいこのアルバムはやはり無難な選択。音楽にとって無難な選択ほど怖いものはない。(5)
やっぱりRodは素敵! ★★★★★
彼の甘くかすれた声がとても好きです。 
随分前のCDの中に Waltzing matilda「渚にて」をなんとも魅力的に歌っていて何回きいたことか!
そんな彼が アメリカのスタンダードをどんな風に歌いこなしているか、
興味津々でした。
アメリカのスタンダードはちょっと退屈かなと思っていましたが
さすが 彼が歌うとひと味もふた味もちがう。
特に女性との掛け合いなどは 粋で素敵!
きくたびに ますます好きになります。
天才的歌唱力 ★★★★★
グラミー賞受賞アルバムにレヴューでもないでしょうが、やはり素敵なのでコメントします.私はクラシック音楽のCDは約2000枚持っており、声楽も随分聴きますが,この1ヶ月はこればかり聴いていました.

Rodの声にはハートがこもっています.
この中では、かつてルイ・アームストロングが歌ったTr.4のWhat a Wonderful World が一番ポピュラーかもしれません.「樹々の緑、赤く咲くバラ、・・・赤ん坊が泣き、彼らが育つのを見つめ、私よりたくさんのことを学んでいく、なんと素晴らしき世界」と歌います.2005.01.10に60歳になったRodの歌を聴くと彼が本当に世界を素晴らしいと感じて生きてきたその気持ちが伝わってくるように聴こえます.

Rodはしわ枯れ声ですが,
彼の武器はしわ枯れ声であるにもかかわらず声にすばらしい響きがあることです.たとえば,Blue Moonで「Blue Moon」と歌いながらキーを上げている箇所(転調の所)を注意深く聴いてみてください.しわ枯れ成分があまり混ざっていない綺麗な響きが聴こえます.

Rodの歌唱センスは抜群です.
たとえば,Tr.8のIsn't it Romantic では「Isn't it Romantic」の歌い出しで始まるところが6つあります.それらを聴き比べてみてください.毎回,表情が違っているのがわかるでしょう.初めの「Romantic」はまるで恋人の耳元でささやくように柔らかく響かせています.それが回毎に表情が変化していきます.そうした力があるからこそ「古臭い」曲を50分以上聴きとおしても、ちっとも飽きがこないのでしょう.

Rodは口説き上手です.
現在も30歳近く年下の恋人がいるRodはきっと口説き上手でしょう.「Baby, It's Cold Outside」では,そんなテクを教えてくれます.「帰らなくちゃ」と言う恋人に対し「でも,外は寒いよ」とか「きみの瞳は今,星のようだ」というように,相手の話は聞かず思いやりの言葉と褒め言葉を心の限りに並べていくと・・・.

Rodはメロディアスです.
こうしたスタンダードを聴くとかつての音楽には素晴らしいメロディーがあったことを痛感します.そのメロディに乗せて伴奏の4ビートに素敵な呼吸を与えています.アルバムの最後「A Nightingele sang in Berkeley Square」はマンハッタン・トランスファーが美しいアカペラでヒットしたこともあるイギリスの名曲で,英語の言葉のリズムに寄り添うようなメロディーが印象的です.

Rodにも癖はあります.
Rodは声をさらに咽喉にかけしわ枯れ声をさらにざらつかせるテクを使いますが,「I(アイ)」という歌詞のところで使うことが多いですよ.

リッチな気分で。 ★★★★★
特にファンと自覚してるわけでもないのに、つい買っているロッド兄貴のCD。もう曲がカヴァーとかオリジナルとか言ってるレベルじゃないんだよね。その声だけでオトナな気分にさせてくれます。今回は特に
聴けばスグにそれとわかるクラプトンのギターと、S・ワンダーの
ハーモニカがいい味付けしてます。いつもはロックばかりの人も、
たまにはこういうアルバムもいいと思うよ。