公式といえど、MSが書いているわけではない
★★★★☆
マイクロソフトの宣伝文句に騙されるな!
これは多くのエンジニアやヘビーユーザーが実感していることだろう。
特にVista販売キャンペーンの
”Vista VS XPの十番勝負”のインチキさ具合にはびっくりだ。
*強引にVistaがすべての面で優れている、として買い換えを促している。
そういった先入観は当然だし、オフィシャルマニュアルと言われれば
”またMSが誇大な機能宣伝して、実務に即してないんでしょ?”って
思うところだろう。
しかし、これは誤解だ。
マイクロソフトオフィシャルマニュアルシリーズの多くが、MSではなく
第三者が書いていることが多く、MSよりの書き方ではあるが全面的に
べた褒めや新機能の過大評価をしているわけではない。
また、公式という安心感とともにオフィシャルではないが正攻法の
細かい設定等(レジストリ操作法も含む)も豊富にある。
Vistaを詳しく知るためには、これだけで充分ではないにしろ
どちらにしてもオフィシャルマニュアルは読んだ方が良い。
意外に思うかもしれないが、けっこう内容が良くて私は驚いた。
-----以上、上下間共通--以下、下巻の内容について
下巻は主にシステムメンテナンスの話題が多く、保守をする管理者にとって
とても役に立つ情報が多い。
しかしメディアプレーヤーやメディアセンターなどマルチメディアに関する
章はほとんど必要が感じられなかった。*まあ、オフィシャルなので省けないのだろうが。
マルチメディア関連はビジネスで使うことは少ないし、また使ったとしても
iTunesなど他のフリーソフトがより便利でメジャーなのだから。