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ソニー VS.サムスン

価格: ¥2,625
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本経済新聞出版社
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どのような読み方をしても素晴らしい・・・ ★★★★★
全体の素晴らしさもさることながら、ボルド(ボルドー)というデザイン重視のTVをどのようにブルー・オーシャン戦略で創造したか、明記してある稀な一冊。
比較の視点が的確だ。 ★★★☆☆
著者は韓国、米国、日本で教えた経験を活かした良書である。特に比較する視点が的確でその説明も核心突いている。それだけに残念なのは比較した各インタンジブル(無形資産)要素を指標化して、それを一表にまとめ、全体として両社の過去、現状、近未来を評価・分析してもらえていれば完璧でした。財務指標が会社業績の過去を表現し、インタンジブル指標が同未来を表現するとすれば、現状の日本企業に警鐘を鳴らす非常に興味深い本である。
経営の難しさを実感できる本 ★★★★★
 ソニーが最近(この本では2005年前後)思わしくない、一方新興企業であったサムスンの成長には目を見張るものがある。著者はこの二つの企業の経営プロセスとリーダーシップを比較分析している。著者はサムスンが素晴らしく、ソニーはダメだと紋切り型の説明をしているのではない。
 サムスンは、会長に権限を集中した軍隊式経営スタイルであるが、これはサムスンが先進国の一流企業に追いつくいわゆるキャッチアップフェーズであったため、うまく機能した。一方、ソニーは創業者によるカリスマ経営において発展したが、世界のTOP企業となった今は専門経営者による経営が必要であるフェーズであるが、従業員が専門経営者による経営を受け入れる風土になかった。
 ソニーとサムスンの明暗を分けたのは、経営スタイルの違いと考えるのは早計である。むしろキャッチアップフェーズにあるか、フロントランナーにいるかそのフェーズの違いと考えるのが妥当である。いまやサムスンはキャッチアップからフロントランナーにフェーズが変わっている。ソニーがフェーズを変える際に、カリスマ経営からの脱却に苦戦したようにサムスンも苦戦が予想される。それは、経営者の問題だけではなく、その企業で働く従業員のマインドセットつまり企業風土を変えることが難しいためである。
 
韓国の専門家による ソニー vs サムソン ★★★★☆
価値を新たに創造することに重きを置き失墜しつつあるソニーと
一方で軍隊のように徹底した組織力を武器としたサムソンの比較。

現時点で結果論として、サムソンを讃える本になる。
著者が韓国の有識者という点もそちらにバイアスがかかるのは
仕方がないこと。

本書の注目すべきは、その緻密な分析力である。
日本の専門家は抽象論に終始し、踏み込み不足が散見される。
専門家の質を見ても、衰退する日本、高揚する韓国の構図が見てとれる。

日本の戦後のハングリーさはどこに行ったのかと感じさせる一冊。