実際購入して、現在いろいろと使っているところですが、市販の問題集の中ではかなりいい出来かなと思います。

まず法律論を問う問題ですが、これは予備校から出版されてる問題集にありがちな問題です。
（というか、これまで出版されていたオリジナル問題集が元ですね）
基礎的なところは網羅されてるかなと思います。

むしろ新司法試験対策として重要なのは事実評価の部分なので、ここの感想を書きますと、ちょっと新司法試験と比べてケースの文章が短いかな、って印象があります。大体1ページに収まるくらい、40行くらいなので、本試験の問題に比べるとケースは短いです。
ただ、比較的短い文章で事実評価の訓練を繰り返すというのは、今の新司法試験だとかなり重要なことなのかな、って思います。
あと、ケースの問題はこれまでの法律論の問題と違って、問題集の組み方もちょっと読みにくいかな？って感じがします。まあこの辺は最初だからやむをえないのかも知れません。

まあ今のところ、新司法試験の論文試験対策の問題集というものはないので、使ってみる価値はあるかな、と思います。

内容がとにかく分かりやすいと思いました。サイズが辰巳の判例・条文シリーズに比べると大きくなってしまいますが、余白が増え、文字が読みやすくなりました。最後に索引が付いているのもありがたいです。