この本は、ページの中にある指定のものを探す、要するに『ウォーリーを探せ』のような本なのですが、
この本のすごい所は『絵』ではなく『写真』を使っているところ。
鮮やかでコラージュのような写真が、そして写真にしか出せない影の部分、少しグロテスクな世界が、大人の目で見てもとっても楽しめます。
このシリーズはすべて持っていますが、『びっくりハウス』が一番気に入っています。
特に合わせ鏡になっているページは圧巻です。
しかし私がこの本に出会ったのはハタチを過ぎてから…。
子供の頃に読みたかったなあと、後悔しています。
最近増えている、ただ優しいだけの子供向けの絵本よりも、子供たちの心に残る一冊だと思います。