水晶球をのぞき込み、そこに過去や未来を見る魔女の姿……。
ファンタジー作品に描かれるこうした光景は、けっして「ファンタジー」ではありません。
しかし、実際の魔術からは、いろいろな意味で、かなりかけ離れています。

では、本当の「水晶球霊視」とは何か？　魔術師や魔女でなくとも実践できるのか？
そんな疑問に、現代日本を代表する魔女・ヘイズ中村がまっすぐに答えます。
水晶球をのぞいたときに見えてくるものーーそれは、あなた自身にほかなりません。

本書は、実践的魔術講座でありながら、
人間という存在の可能性や哀しさ、愛しさまでをもユーモアとウイットあふれる筆致で描いた極上のエッセイでもあります。


■主な内容
初級編：道具などの準備から水晶球が曇るまで
実践の手順……「見た、曇った、晴れた」他

中級編：見えた画像の吟味と消去を習慣に
水晶球の浄化……地の五芒星を切る、水に漬ける　他

上級編：水晶球は死後の世界や未来を映し出すか？
水晶球霊視の可能性１……自分の顔を映して日頃の行動を振り返る　他


著者紹介

ヘイズ中村
魔女・魔術師・占い師。西洋隠秘学研究家・執筆家＆翻訳家。各種占いサイトで活躍する他、現在では日本各地で精力的に講座を展開中。