前作に続き良い出来です
★★★★★
再結成後別物のバンドになったTREATの最新スタジオアルバムです。BonJoviやデフレパードに独特のポップさと哀愁味を加えたようなサウンドです。前作に続き、新加入のメンバーの作曲能力とアレンジ力が光ります。もっとも、前作は少々ワンパターン気味な部分もありましたが、本作はバリエーションに富んだコンパクトにまとまった佳曲に恵まれており、一枚聞いても聞き疲れが無いように思います。難があるとしたらボーナストラックが同じアルバムの楽曲(それも一番退屈な曲)の別バージョンとショボイことでしょうか。連続で聞くと一曲空いてまた同じ曲がくるので、全体の構成としてはないほうが良いように思います。アルバムのハイライトはおそらく多くの人が哀愁味のあるイントロが印象的な⑥、独特のポップセンスが発揮されている⑧を上げるでしょう。
個人的には⑪⑬以外は退屈にならずに聞けますが、それ以外では②③⑤⑩⑫が好きです。私のベストチューンは②です。