診療場面で困ったときにちょっと覗いてみると、
とても参考になることが多いし、気付かされることがあります。
何度かこの本によって救われたことも。
目次の使い勝手がいいんですよ、この本。目的のページにたどり着きやすいです。
持ってる価値はあると思いますよ。

　心療å†...ç§'のテキストというと古臭い心身医学か、建前のような話に終始ã-たようなつまらない本ばかり。そã‚"な印象ã‚'もたれている人にお勧め。「うつç-...患è€...へのアãƒ-ローチ」から始まって「自殺の危険のある人へのアãƒ-ローチ」「家庭å†...ç-...力への対応」「悪い知らせã‚'伝える」「è'-名人患è€...へのアãƒ-ローチ」など78編からなるユニークでå...·ä½"的かつ詳ç'°ãªå†...容が盛られている。診æ-­å­¦ã¯ï¼¤ï¼³ï¼­ã«æº-拠ã-ておりわかりやすい。精神的è'廃が進むアメリカ人への精神医学の現å 'の状況がã"ういったマニュアル本ã‚'ç"Ÿã¿å‡ºã™ã®ã ã‚ã†ã€‚

　うつ病や統合失調症、せん妄、不安性障害などへの実践的対応の知識は、「MGH総合病院精神医学マニュアル」に詳しく書かれており、これ以上の名著はないと思う。しかし、臨床場面では、様々な訴えへの対応を迫られる。頭痛、めまい、疲労、過敏性腸症候群については・・・？。家庭内暴力への対応、妊娠期の精神疾患患者へのアプローチなどは・・・？。この本は、「プライマリ・ケア領域での精神医学ガイド」との原著名がぴったりな、78章からなっている。類書がないだけに、精神科医としての幅を広げてくれる貴重な一冊だと思う。

アメリカのプライマリケア医を対象に書かれた本であるが、リエゾン精神医学に携わることのある精神科医にとっても有用な良書である。
それぞれの章がコンパクトにまとまっており、知識の整理にも役立つし、また実践の場でも良い指針となってくれる。
我が国では類書を求めるのは難しいであろう。