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Dies irae ~Interview with Kaziklu Bey~

価格: ¥3,480
カテゴリ: Windows Vista
ブランド: light
Amazon.co.jpで確認
原画:Gユウスケ
シナリオ:正田崇
音楽:与猶啓至
■ストーリー
俺の母親は姉だった。

ブルックリンにあるヴァンパイア・バー、怪物園で対面のインタビュアーに向ける男の言葉はそう始まった。
第二次大戦以降、世界中のあらゆる紛争地帯に現れて暴虐の限りを尽くす白貌のSS将校。
戦場の吸血鬼。
彷徨えるハーケンクロイツ。
それはオカルトめいた伝説として噂されるものだったが、ありきたりな与太話ではない。
彼こそがヴィルヘルム・エーレンブルグ。
世界の敵として国連が極秘に追い続けている第三帝国の残党。
聖槍十三騎士団という魔人たちの一人であった。
その彼は長年待ち続けた悲願を果たすため日本へ向かおうとしている。
普段なら無視していたであろうインタビューに応えているのは約束の時を前に高揚した心が生んだ遊び。

ともかく彼はそうした理由で機嫌がよかった。
饒舌であり感傷的にもなっていた。
故に今へ至るまでの人生を振り返り、その道程を懐かしむ。
問われるがまま己の過去を明かしていく。

魂に食い込んだ血の呪い。
拭い去れぬ水銀の業。
それを自覚した日、自分が何者であるのかを深く刻み付けた少女との物語を。

全部話してやるよ。
そいつとの出会いから終いまでをな。