ここまでこだわりのあるおうちをつくりながら、四人のお子さんを育てれるって

凄いです！

ぜひ一読されることをおすすめします。

レビューを見て購入しました。毎日のささいなことを日々大切に丁寧に暮らしているのだろうとそういう姿勢が感じられました。こういう生き方ができたらいいなと思いました。私には買って良かったなと思える心がほんわか温まるというか丸くなるそんな本でした。

日登美さんの前回の本も購入してファンでしたが、今回の本も充実の内容で、ライフスタイルの参考になりました。お母さん業を楽しんでいる様子やこどもへのまなざしや信頼関係など学ぶことが多い内容です。

伝統工法でつくられた日登美さんの自宅が完成するまでが綴られた本ですが、自然派育児やマクロビオティック、ヨガなどについても、じっくり描かれています。

土地を見つけてから、竹やぶを開墾し、土壁のための土を練り・・・と約３年という長い月日をかけて、４人の子どもたちと一緒に自らからだを動かしてつくりあげた家づくり。それは、自然の営みを大事にしながら、丁寧に暮らす日登美さんらしい家づくりだなと思いました。

たくさんの写真は、のびのびと遊ぶ子どもたちの様子や、日登美さんがつくった料理やインテリア、洋服など参考になるものばかり！
とくに、日登美さんがつくる料理のレシピや食材、台所用具はじっくり読んでしまいました。毎日のことだけれど、ごはんをつくって食べること。それを大事にしているのが伝わってきます。

できるだけありのままの自然の中で食べて、遊んで、寝て。そして私たちは自然の一部だと感じて生きること・・・そんな生き方、子育てをしている日登美さんのライフスタイルを見て、自分もそんなふうに暮らせたらなと思いました。

オーガニックな生活を紹介する本は多いですが、この本はそれを実現している日登美さんによる個人的な結論ですから、参考にしたいな、と思えるような具体的なライフスタイルのヒントがたくさん詰まっています。

全体的に写真が多く、日登美さんの日常をまるごと切り取った写真ばかりなので、ついつい説明よりも写真の中の雑貨とか建具だとかに目がいってしまいます。雑誌によくあるようなオーガニック雑貨の紹介の特集などと違って、それを具体的に生きる日登美さんのライフスタイルが映し出された写真ばかりなので、この本にある日常の写真はかなり衝撃的で、私にとってはすごく貴重な情報です。

メインで紹介されている洋服や料理なども魅かれるのですが、巻末の Hitomi on her Home Life は必見です！ 日登美さんがいつも利用している食材や洋服のお店、お料理のレシピ、本などが "びっしり" と載っています。ほんと！ 気になって買ってみたくなるもの、行ってみたいところが満載で、自然に即した生活を実現したいと願っている私にとって、この本は出会うべくして出会えたんだと久しぶりに感動しました。

日登美さんの自然派なご自宅を伝統的な構法で建てていく過程から始まるのですが、読んでいるうちに、いつの間にか家が建て終わっていてびっくり。あんな「土壁」、我が家にもあったら、子供たちは大喜びだろうな、と思いました。将来、家を建てるとき、この本はすごい参考になるはずっ！

「待つこと」という、母親としての日登美さんの想いが最後の方にあるのですが、ちょっと感動。。。。子供って、辛抱づよく待ってあげることが肝なんですよね。シュタイナー教育とか、ヨガの事とか、日登美さんが日頃から考えていることが他にも載っているんですが、自然と共に生きる生活っていうのは、こんな風に、環境に対する自分の考えを少しずつ育てていく＜自分自身の探求のこと＞なんだなと、日登美さんの気持ちを読んでいて思いました。