からくり探偵・百栗柿三郎 櫻の中の記憶 (実業之日本社文庫)
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風采は上がらないが頭脳は明晰、発明家兼探偵の百栗柿三郎が、大正時代の浅草を舞台に、難〈怪〉事件に挑む! 柿三郎を支えるのは、女中兼探偵助手の千代、居候の小学生・玉緒、迷い犬のハチ。先進の科学知識を駆使して、“雪に閉ざされた密室の殺人”“屋根裏の住人の告白”“読めない脅迫状”“消えた工女”――四つの謎は解けるのか!? 往来で、懐かしい面影を見かけた千代は、それが女学校時代の友人・篠宮ふみだと思い当たる。たまらず追いかけるが、辻々で姿を消すその女性に追いつくことはできなかった。もう、駄目……と思いつつ曲がった先で、千代が見つけたのは……。 評論家各氏絶賛! 本格ミステリファン感嘆! 好評シリーズ第2弾!(解説/千街晶之)