戦記物シナリオをやりたいなら
★★★☆☆
複数のリプレイにまたがる壮大な戦記シナリオの第二巻です。
内容は戦記物として普通に楽しめるものです。
緊張感もあり、笑いもあり、壮大さもあり、中々に燃える展開です。
以下TRPGプレイヤーが読む前提という事でレビューさせて頂きます。
武将を集めるイベント、大軍をどのように配置して戦うかを決めるイベント、特定の条件を満たす事で後の展開が変わるイベントなど、アリアンロッドで戦記物をやってみたいけど難しいというGMの参考になります。
ただし、このセッションに参加しているプレイヤーの一人が、セッション内でこれから起きる事をすでに知っており、あらゆる事を知っている最強の軍師っぷりを発揮しているため、この点を下手に真似すると痛いプレイヤーになりかねないので注意が必要かと思います。
そういう意味で、TRPGプレイヤーが参考にするには、良い部分も悪い部分もあるので星4つという評価をさせて頂きます。
「……さ、殺意が高イナ、姫」
★★★★★
一巻の面白さを100とするなら、二巻の面白さは120といったところです。
前巻より面白いと思える理由は、サガ・リプレイの目玉『リンク型キャンペーン』が起動し始めたのが大きいでしょう。
『リンク型キャンペーン』については作中に何度か触れては「他の作品を読んでなくとも大丈夫」と述べられてはありますが、読んでいた方がより面白いのは事実なので読むに越したことはありません。
特に小説「ルーズ・ソードマスター」によりアルのキャラが作者のクレバー先生にとっても、もちろん読者にとってもはっきりしたことで、一巻で「矢野さんにしてはあまり面白くないな」という感想を一掃する活躍を二巻ではしてます。
まあぶっちゃけGMがきくたけ、参加メンバーにクレバー矢野&三下Oはた(ボケとツッコミ)という時点で買いだと思います。
そのうえ過去にファラウスやドリームマンをプレイした鈴吹太郎は(やはり)ぶっ飛んだリプレイをするし、一巻でその殺意の高さをまざまざと見せつけ、リプレイにおける新たなヒロイン像を確立するのではと期待と不安を抱いてしまうピアニィを演じた大竹みゆまでいます。
そして何より−−
NPCのいかれっぷりを見る限り、きくたけさんはいつも以上にきくたけさん。
これは買うしかない!??
GMとPC1の殺る気(誤字にあらずw)が満ちあふれた一冊w
★★★★★
待望のサガ(無印)リプレイ第二巻!
アリアンロットリプレイ史上最厚なこの一冊でつづられるのは、ブレイク第二話の裏側(ある意味表側?)、メルトラント王国を舞台にした戦国乱世感溢れる内容となっております。
本書の見所といえば、
1.クロスオーバーはやっぱ燃え!
2.ナヴァール無双、しかし鳳雛の危機!?
3.最強の変態?現る!!
などなどネタ満載なわけですが、何よりも輝いていたのは『アヴァルシア王家の殺意高っ!!?(爆)』でしょうかw
いやー、大竹さんはこの戦記キャンペーンのヒロインは天職でしたねw
JGCでのコメントでもそうでしたが、ポロリと漏れる黒い発言にはただただ圧倒されますw
これでPvPやったらどうなるんだろうね?(ワクワクw)