血、肉、死
★★★★★
勝手な推論だが表紙の女性はおそらく死体
生々しい人間の肉体をでっかいキャンパスにこれでもかと描きつめている
前半と後半で大きく描写方法が変化している
やはり後半の色面で表している絵の方が画面として心地よい
シンプルな手法を用いながら死体や肥満の人間といったをモチーフとして選ぶ大胆さ
絵の勉強をしたいという方にもおすすめ
んーむ
★★★★★
幽遊白書という漫画で、飛影、というキャラクターが、幼少期の記憶を回想させられるシーンで、
血が噴き出す直前の切り傷を見るのが好き、という意味の言葉を嘯くのですが、そんな言葉をふと
思い出してしまいました あっはっは
いいやんか
ひりひりする色彩、ぶつ切りの物体感、贅肉という暴力的な存在感、目ばかりが光っている
一目見て購入を決めた久々の画集
待望の一冊
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ニューヨークでの有名な”センセーション”のショーでも話題をにぎわせたイギリス若手画家ジェニーの待望の一冊 です。油絵やデッサンは1992年から2005年までのものが、時には絵の細かい部分の拡大写真も含めて載っていますので、実際の大きさの彼女の絵の迫力がよく伝わってきます。そして数々の彼女のアトリエの写真はどんな材料をもとに絵に取り組んでいるかよくわかります。インタビューの中には作品を見ているだけではわからない制作手順なども書かれています。彼女の絵のテーマは全体を通して人体ですが、アトリエの写真の中には変形した身体や医学系のグロテスクな写真などもあるので、要注意。それにしても彼女の絵の具の使い方や色の鮮やかさには度肝をつかれます。コンテンポラリーアートに興味のある方には必見の一冊です。