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持続可能な未来へ

価格: ¥2,625
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本経済新聞出版社
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教育基本法のベースに ★★★★☆
IV部のシステムに目を向ける は興味深い。宇宙船地球号なる概念は判るがイメージが大きすぎて何となくsomeone_elseの問題になってしまう。それを身近な問題に置き換えた、放牧の共有地、漁獲ゲームなどは学校教育の一環として徹底すべきであろう。
p242の1000エーカーの島(4平方km)をめぐる原則 に出てくる南太平洋のティコピアの生活はこれからの新しい宗教ともいえる。
身近な家族や国家優先の危険性、生めよ増やせよ地に満てよから、全体のバランス優先のティコピア流概念のみが「成長の限界」を生き延びるポイントであることを若者に徹底する必要がある。
環境、資源、人口過剰で思考の限界に達し、自暴的な若者の増大を防ぎ多少でも未来に希望を持たせるには漁獲ゲームやティコピアゲームを小中から大学、社会教育で徹底する必要がある。
40年前の「成長の限界」は人類の未来に警鐘を鳴らした業績は大きい。ただし、無為に数十年を空費した現在、これからの若い世代に絶望感を与えることも事実である。
ティコピア的な生き方出来れば多少の希望の灯火となろう。生活習慣のコペルニクス的転向のみが希望のかけらである。能天気な「少子化対策」では絶望のみ。

非化石燃料転換を進め、環境重視政策で本書でも引用されているBPがメキシコ湾で石油事故で窮地に陥っているのは皮肉。BP社内の石油重視の旧勢力駆逐のきっかけにはなろう。

時価総額を時間総額などのミスプリは頂けない。
「持続可能な未来」へ導くための変革の書 ★★★★★
 「学習する組織」の考え方を下敷きに、環境破壊される世界を「持続可能な未来」へ導くための変革の書である。今後のビジネスのあり方を十二分に考えさせられ、また、勇気付けられる。もっともっと話題になってしかるべきであると思う。
 短期利益を追求するアメリカ型資本主義を超えて、循環型経済の新しいビジネス・モデルを如何に作っていくかを、その先進事例をおりまぜて具体的に説いていく。作って売って利益を稼いで終わりではなく、自然界と同じライフサイクルを捉えてビジネス活動をすることが企業としても最適解であるということが、コカ・コーラ、アルコア、BP、GEなどの具体的な先進事例が示されることで理解ができるし、具体的にその手順が力強く描かれている。
 「持続可能な未来」への変革がテーマではあるが、関係している組織に何らかの変革を起こしたいと考えている方は、あたかも、コッターの企業変革論を読んでいるかのような力強さと勇気をもらうことができると思う。ビジネス・リーダー必読の書。