本当にすばらしい!
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偏微分方程式の解法を勉強するのに,これ以上によい本はないと思えるほど,
すばらしく分かりやすい本です!初学者は迷わずこの本からスタートすることをお薦めします.
必ずや偏微分方程式を解くことに自信を持つことができるようになると保証できます!
この本の特徴は,工学者,科学者,技術者が偏微分方程式の解析解を求める,という目的に完全に特化したことです.そのため,「数学的に正しく,偏微分方程式の解法を理解する」ための記述は,ほとんどありません.たとえば,ε-δ論法による解の一意性の証明などは出てきません.そのため,記述は非常にシンプルかつ実践的となり,この上なく分かりやすいものとなっています.
数学的に厳密に偏微分方程式を学びたいという方は,この本の次に,別の本へ進むことをお薦めします.
第2課でつまづきました
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熱について詳しくないので、第2課でつまづきました。
ただし、フーリエ変換、Laplace変換は回路、制御で使っていたので、そのあたりの課は横目でながめました。
世界の名著
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分かりやすい本ですね。
ただ演習は、別に買ったほうがいいですね。
スウさんの、フーリエやベクトル解析のように、簡単な練習問題
で、定理を理解するのが理想の本だと思います。
後、ほんが厚いので、手っ取り早く勉強したい人は、キーポイント
の編微分方程式が良いかもしれません。あの本の著者も、
スタンリーロウさんをかなり意識して書いていると思います。
物理屋さんのための偏微分方程式!!
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偏微分方程式の本のなかでもこんなに数学を使う人の立場にたって書かれた本は他にありません。偏微分方程式の教科書として有名なものに東京大学出版会の偏微分方程式入門がありますが、私の場合これを教科書として使わされました。この本はやたら数学にうるさく、行間も読みにくく物理専攻の学生の立場として悪書の極みであると思います。はっきり言って物理屋さんや工学屋さんには数学は使えなければ意味がありません。数学的な証明は無意味です。そういうふうに使うんだと思えばいいのです。偏微分方程式の続きとして特殊関数を学びたい人は岩波の寺澤寛一:自然科学者のための数学概論の必要なところを読めばいいと思います。
やっぱりこれ
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ある程度独立した細かい課に分かれていて,一日一課というようなスタイルで勉強しやすい.ユーザーの立場に立ち,細かいことや高度すぎることは省いて,手法の使い方・問題の解き方に焦点を当てて説明しているので,分かりやすい.著者の気持ちも伝わってきて,話を追いやすい.私はこの本で,偏微分方程式が一通りできるようになりました.少々価格が高めだけれど,それだけのことはあります.