「英文読解なんて所詮は語彙力」という、語彙至上主義に対しここに宣戦布告します。

「語彙依存の英文読解はやめよう！」という気持ちを込めてこの本を書きました。語彙学習を馬鹿にするものではありませんが、英文理解をする際に語彙に対する過剰な期待・評価を考え直していただきたいのです。「語彙力さえあれば」「単語力がない」－そう思い込んでいませんか？そんなお嘆きなあなたでも、この本を読めば十分な読解力がつきます。今持っている語彙力をさらに活かす読解方法です。単語学習は、まず英文読解力をつけてから、その読解技術を支えるためになされるべきだということが見えてくるでしょう。

語彙はそこそこの学習者が、語彙がっちりの学習者に英文読解で勝つ。そんな「あるわけない」快挙へのチャンスがここにあります。著者である石渡忠大は国内の様々な有名英語学校において、長年英文読解を担当してきて、実際に語彙に劣る生徒を、語彙学習に熱心な生徒たちよりも、英文読解力がある状態まで何度も育ててきました。なので、「あるわけない」快挙は、実際には「ありうる」快挙です。

語彙学習を懸命に行っているのに、なかなか読解力がつかない人々にもおすすめです。

私、石渡忠大は、この100年の文章読解に関する学問発展を背景に、どの読解本よりも革新的にして抜本的な作品を作った自信があります。パラグラフリーディング法やスキャニング法よりも過激な解決法です。

拙書は小書であり、読解マニュアルの骨組みだけを実際の問題とともに考えた作品です。このマニュアルを読み、世の中に多数出版されている模試問題で力を養成・発揮していただければと思います。

本書はTOEICや英検のみならず、他の英語試験、受験などにも耐えうるものです。そして、そのような人生の一時期の出来事のみならず、「その先にあるリーディング」を支えるものであると信じております。

＊本のレイアウトにエラーがありましたものを訂正いたしました。大変申し訳ございませんでした。ぜひご参照ください。また引き続き、ご利用ください。今回のエラーに関して心から謝罪いたします。

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