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Carry It on (Bonus Dvd)

価格: ¥6,800
カテゴリ: CD
ブランド: Rhino / Wea
Amazon.co.jpで確認
   ピーター・ポール&マリーは1960年代初期にヒットチャートを駆け上った最初のフォーク・グループではなかったが、ずば抜けた商業的な成功を果たした。そのヒット曲を余すことなく、そしてレア・トラック、カップリング曲、未発表曲を惜しみなく収録したのが、このCD4枚とDVD1枚にまとめたボックス・セットだ。

   このトリオは、魔法のようなヴォーカル・サウンド、ブレなく完璧に捕らえたイメージ、独自のすぐれたソングライティングの才能をあわせ持っていた。だが最大の強みは、当時無名だったソングライターたちの優れた作品をかぎつける能力にあったのかもしれない。メジャーなグループとして初めてボブ・ディラン、ゴードン・ライトフット、ローラ・ニーロ、ジョン・デンバー、トム・パクストンの曲をカバーし、さまざまなソングライターの曲をより多くのリスナーに紹介するのに一役買ったのだ。この伝説のグループは、誠実さとユーモアと、3人の目の覚めるようなハーモニーさえあれば、社会への反抗でも時代がかったバラードでも、モダンな悲しみでも、それに魔法のドラゴンを題材にした歌でさえもキャリアを築けることを証明した。そのすばらしい業績の証拠が本セットだ。(Michael John Simmons, Amazon.com)

長いしゃべりもあります。 ★★★★☆
長いキャリアの中から選ばれた名曲の数々、さすがライノの素晴らしい音質、時代の鼓動を伝える写真、充実したDVDの内容。既に他の方が絶賛されているように、PPMに関する究極のボックス・セットだということに私も同意する。

しかしながら、PPMの場合、歌詞も重要。その点、本作には日本語訳がないのはもちろん、英語の歌詞もついていない。確かにやさしい歌詞が多いが、私は100%聴きとれる訳ではない。ことに名盤の誉れ高いIn Concertから採ってきたディスク1のPaultalkは早口のおしゃべりでちんぷんかんぷん。本作自体の日本盤が発売されたとは聴いたことがなく、In Concertの日本盤も入手困難の今は、その話の内容を知る術がない(もっともIn Concert日本盤がこのしゃべりの日本語訳を含んでいたかどうかは知らないし、そもそもこのしゃべりをスキップすれば済む問題ではあるのだが)。それに本作には英語でA RECOLLECTION、THE TRIO等4編の文章が掲載されているが、とても目を通す時間がない。私は本作の日本語訳付き日本盤の発売を待ち続けているのだが、無理かなあ。
漸く購入できました。 ★★★★★
2003年に発売されたのを知りませんでした。Maryさんの訃報を聞きこのサイトを訪れるとこのCDがあり購入しました。これに似た編集のLPアルバムを持っていて音質が悪いのですが通常のアルバムには無い名曲が沢山入ってるので愛聴してました。これからはCDで聴くことができるので取り扱いが楽になりました。このCDは音質が良いので驚いています。満足してます。
残りは、日本公演LPのCDと1993年の30周年公演のDVDを入手出来れば良いなあと思ってます。
ピーター・ポール&マリーの全てがここに収められています ★★★★★
「レモン・トゥリー」、「花はどこへ行った」、「パフ」、「風に吹かれて」、「悲惨な戦争」他、当時発売されたLPで、聞くことの出来なかったピーター・ポール&マリーの全てがここに収められています。ディスクの1~4がCDで、ディスク5がDVDでお宝映像が収録されています。

日本のフォークは、ピーター・ポール&マリーのカバーからスタートした、と言っても過言ではないと思います。「パフ」なんかは、アマチュアのフォーク・ソンググループの定番曲だったと言えるでしょう。みんな、コピーしようと努力しましたが、このステキなハーモニーはなかなか産み出せなかったと思います。アメリカン・フォーク・ミュージックの最高峰ですよね。とても上質のハーモニーは、思い出と共に色あせないものになっています。

個人的には、「悲しみのジェット・プレーン」が大好きです。1969年に全米第1位になった曲です。リアルタイムに深夜放送で聴いていた曲なので、今でも気にいっています。もともとジョン・デンバーの曲ですが、PPMの歌声だからヒットしたと思います。

最愛の恋人と別れを惜しみながら、ジェット機に乗って飛び立っていくという歌です。1969年当時、ジェット機は軍用機しかなかったそうですね。当時の社会情勢をご存知の方はその時代背景が良くわかると思います。アメリカの多くの若者がベトナムに連れていかれました。
すなわち、ベトナム戦争真っ只中の「反戦歌」の意味合いが含まれていたこともあり、若者の支持を集めたのでしょうね。ちょうど日本では大学紛争激化の頃です。

男女3人のハーモニーとギターで奏でられるサウンドは、「フォーク」という一大音楽ジャンルに燦然と輝きを持って今も存在しています。エバーグリーンミュージックと言えましょう。
マリーさんは来年70歳になります。いつまでもいつまでもお元気で活躍して欲しいですね。

値打ちもののDVD ★★★★★
CD4枚とDVD1枚のセット特にDVDはキング牧師の演説や、ジョン・デンバーとの競演近況?等々CDでは判らない事も映像で見る事が
出来とても楽しい。
4枚のCDもそれぞれボーナス曲もあり90曲余PPMを余すことなく網羅されています。
黙っていられない喜び ★★★★★
まさしくボーナス版のDVDが貴重な記録で、'63年のワシントン DCでの公民権集会(キング牧師の I Have A Dream !の演説の場)での演奏から貴重な映像ばかりです。'66年、英国女王の御前コンサートから帰ってアンディウィリアムスショーに出演した時はたしか二曲演奏しました。Jane Jane、そしてアンディと一緒に「Don't Think Twice‾」でした。それがJane Jane一曲だけですがカラーで見事に残されていて、PP&Mの最も充実した頃のコーラスと映像が堪能できます。Peterの新しいギター、MartinD-28Sも光っています。4曲目の初々しいジョンデンバーとの共演なども涙もの。全8曲ですが大ボーナスです。
実はPP&Mはあれほど活躍したのに残された映像が少ないのです。マネージメントが厳しく内輪の人間にも撮らせない結果ですが、それはアメリカのビッグアーティストに共通する問題で、海賊版などを心配するあまり厳しくしたのです。賢いプロダクションだけが映像を残して、貴重な財産となっているのです。残っていればみんなの財産なのに。
他のレビュアーの方も記していますが、CDとブックレットが一緒になった装丁は美しく、豪華な本棚に入れても見劣りしないでしょう。写真も未公開のものが多く使われています。なお日本版も発売されているCarry it on DVDとは内容が異なります。ボーナス版は歌が中心であちらは80分ほどのドキュメンタリー、これも必見です。部分的ですがボーナス版にはない貴重な演奏をいくつも楽しめます。
CDやレコードをみんな持ってるというPP&MのフアンでもこのCDを侮ってはなりません、いままでのアルバムからの曲も多いのですが、いろいろ練られています。初公開の録音や別バージョンのシングル盤からの収録などバラエティに富んでいます。たとえばWhen The Ship Comes In はNewport Folk Festivalでのライブですし、Come And Go WIth Meなどはホワイトハウスでの64年のライブで、レコードとは全く違う魅力があります。IF I Were Freeはフランス語版、Cruel Warだって別バージョンでイントロから違ってしかもオケが入るのです。
あのハリーベラフォンテの言葉、「次の世にはPeter Paul Mary & Harryはどうかな、、」