この本の言葉は当初はたしなめられた言葉です
★★★★☆
確かにこの本に書いてある女性言葉は元々、世間に厳しくたしなめられたものです。
しかし、問題はそのたしなめがほとんど効果はなかった点です。
当初は実際は上流階級の子女が世間に反抗して使った「ちょっとスッパな言葉」で、それが庶民の女性にも伝播していったわけです。
尾崎紅葉などが「あのてよだわ言葉はなんとかならぬものか」と否定的な発言してましたが、彼も徐々に「女性的な言葉である」と認めるようになりました。
まあ現代でも「ウザイ」「キモイ」「うち」「ムカツク」といった女子高生などが使っている言葉は世間で白眼視され、
「うちではなく私と言いなさい」と学校などでも指導されてますがほとんど効果はないのと同じです。
お嬢様言葉とか言っても現代で言えば「うざい、チョームカツク」とかいう表現と大差はなかったようです。
品格のない言葉です。
★☆☆☆☆
ここにある言葉はお嬢様言葉ではなく女郎言葉、芸者言葉だと思うのですが。明治時代に 芸者出身の母親を持つ女学生から広まった言葉が上流の令嬢たちにも流行りましたが、お嬢様といわれる身分の女性はそのような言葉を厳しくたしなめられたと聞いています。
著者自身が他の本・仕事の場で ここに書かれたお嬢様言葉を使っていないことが、本当は品格の無い言葉を列挙している一番の証拠ではないでしょうか。
言葉遣いってむつかしい
★★★★☆
ことば使いは、生活行為と一体のものだと語る筆者。言葉は選んで使うことができるだけに、言葉の表現の仕方によって、その人となりがあらわれるもので、なかなか難しいですよね。衝撃だったのは、「すみません。」という言葉遣いが全くもってエレガントではないこと。「ちょっとすみませーん。」って、普段何気なく使ってしまいがちですが、気をつけなくては・・と思いました
あくまでギャグ本としてオススメ
★☆☆☆☆
筆者の趣味満開で苦笑してしまう部分がしばしば。この本を読んでかはわかりませんが、ありがとう存じますと実際に言っている人をテレビで2人ほど見ましたが悪い意味で浮いてしまっている感じがしました。さびしいをおさびさびと言ったらギャグにしかならなさそうです。
誰もが認める上流階級の人と、仕事柄話をする機会がありますが こんな言葉を使っている人に会った試しがありません。あのクラスでお嬢様でないのならば、筆者の言うお嬢様はイコール筆者に共感できる人だけだということでしょうか。
日本のトップオブお嬢様出身の皇室の方々もありがとう存じますなんておっしゃいませんよね。ありがとうございますはごぜえますから来ているなんて・・・思い込みで本を書くのはやめてほしいです。どう考えても「御座います」が先で、ごぜえますが変化形ですよね。
楽しいです★.:*:・'゜
★★★★★
堅苦しいマナー本ではないので、一気に読めてしまいます。
とても洒落ていて楽しい本でした。
「できるものならやってみなさい!」という様な挑戦的な皮肉のメッセージも入っている気がしましたね(苦笑)
確かに働く女性としてこの本通りのお嬢様を気取るのは99%無理です。
(回りから嫌われてもいいのなら100%実践するけれど:苦笑)
でも気に入った言葉や慣習のみを取り入れて、自分なりにアレンジした現代の働くお嬢様でいこう!!
と妙に元気になれる1冊なのでした。
著者の他の作品も買い集めます!