すれ違う三者三様のボケ突っ込み
★★★★★
今回はギャグ成分が多めだったように思う。
しょっぱなからかなり笑わせてもらった。
松永久秀のキャラが非常に面白いと思うし、
千鳥を手玉にとったつもりで実はとられていた
というのも愉快。
帰蝶との大切なひとときを邪魔されて思わず、
スーパー○イヤ人になる信長も見どころ。
また、今回は斉藤龍興が再登場。彼に降り注ぐ
千鳥の容赦ない突っ込みは必見だ。
後半はややシリアスムードが濃いが、千鳥メインの
話となり、可愛らしさ満載の話が多かった。
命に忠実であり、私心なきその行動が、周囲の
人達を引き付けるんだろう。
千鳥はいつだって、その人の一番欲しい言葉をくれる。
千鳥がおじさん大名たちにモテモテですw
★★★★★
冒頭の松永久秀といい、剣豪の北畠具教といい、おじさん大名たちが千鳥にメロメロですw
しかし、千鳥と互角に戦う具教もそうなんですが、千鳥のお尻をさわれる久秀が、結構すご
い。忍びの背後をとれるとは!?
今回驚いたのは、本気出して真・斎藤龍興に変身した彼ですね。これからも信長の命を狙い
続けるのでしょう。
梟雄:松永久秀、教養人武将:細川藤孝、ウザイ宣教師:ルイス・フロイス、剣豪大名:北畠具教、
大食い大名:北畠具房、そして剣聖:塚原卜伝などなど、魅力的な新登場人物が目白押しの第三
巻、ますます絶好調ですね!
そして、ちょっと気になるのが後ろの方に掲載されてる二本…信長の次男・後の信雄が後に
千鳥の人生を大きく左右するという話と、信長が一益に「伊賀国に手を出さぬよう徹底させよ」
と命じている話ですね。これは、将来の悲劇の伏線なのでしょうか…
この先も、ますます目が離せませんね!
本当にあったのかもしれない話
★★★★★
織田信長の天下布武にひとりの忍びの少女を絡めた大河4コマ、早くも3巻め。
史実(とされる研究)にうまくギャグをからめて話を転がしている。
本来、忍びの存在は表に出されないものであろうから、「実際にこんな忍びがいたのでは?」と思えたりも。
着地点が(歴史改変モノにしなければ)分かっているので、そこにどう向かっていくのかが興味津々。
もちろん、そんなの知らなくても楽しめること請け合い。
個々のキャラがいい味出してます。
・・・巻末で、同じキャラを使ったスピンオフ(と言っていいのか)が同時連載中との事を初めて知ったが、できればそっちは別単行本としてまとめて欲しい。