神はサイコロを振らない。
★★★★★
アインシュタインの言葉が・・・。この作者は、量子論の本質を
ついているんだと、思います。11次元の世界とか、ひも理論とか
難しい話でない、簡単な説明で、素粒子と電子の波を。
だけど、わくわくドキドキする、エキセントリックな物語自体が面白い。
「マギの聖骨」と言う作品を思わず手配してしまいました。
シリーズ物だから、やっぱり、最近の誰かと比べられるんでしょうね。
ですが、はるかにセンスが良い。
量子論の説明は、ほんとに解りやすい。大学でもこのくらい
解りやすく説明できる教授がいたら、日本の科学の進歩も
もっと進んでいたかもしれない。今更遅いけど・・・。
スリルとサスペンス!
★★★★★
スリルとサスペンスと冒険活劇にあふれた作品で、読み出したら先が気になって止まりません。いろんな事件が並列して起こり、時系列に並べられているので、いいところで他の場面にうつるのが少々フラストレーションがたまりますが、それがまた臨場感を与えており、耐えられないほどではないです。長編は最後まで読まないと評価できないので下巻も読み終わったうえで書いていますが、最後まで読んでも決して後悔しません。
あっという間に・・・
★★★★★
あっという間に読んでしまいました。これほど、止まらなくなってしまう本は出合ったことが在りません。背表紙に書かれているとおり、ジェームズ・ロリンズはアクションシーンの描写が非常にうまく、引き込まれていきます。
何箇所かのエピソードが、気になるところで変わっていきます。丁度、ドラマの”twenty four”のような感じです。”twenty four”が好きな方には絶対お勧めです。
現代科学の歴史のすごさを体感する内容!
★★★★★
とてもおもしろかったです!・・・これを書いている時点では下巻も読み終わっていますが上巻に関するもののみ書きます。現代科学のスターともいえる量子論にスポットをあてつつ歴史的背景から長い年月の人間のドラマ・運命を浮き彫りにするすばらしい長編です!科学小説・歴史小説・ミステリーなどの要素がバランスよく配置されていて伏線の張られかたもカッコいいです。これから下巻を読まれるかたには下巻のラストを是非楽しみにしていてください。前作同様あっという間に読み終わってしまいました。次回作を期待します!