デミアン・ハーストの企画による本が、好評を受けて縮小版で発行された。ダイナミックで扇動的なハーストのアイデアとこだわりが、文章と視覚的要素の組み合わせでパワフルに生かされている。それぞれの作品はデッサン、言葉、写真、タイポグラフィー、それにポップアップなどの工夫が凝らされ、類を見ない本となっている。カルト的小説家ゴードン・バーンがハーストの作品とその衝撃の幅広さについて解説している。デザインはジョナサン・バーンブルック。美術作品集の概念をくつがえす記念碑的な本。著者経歴:デミアン・ハーストは英ブリストル生まれ。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジで美術を学ぶ。1995年美術界に名だたるターナー賞を受賞。近年ロンドンのホワイトキューブ、ロシアのマーブルプレース、ロンドンのサーチギャラリー、ニューヨークのガゴシアンギャラリー、ロンドンのテートギャラリーなどで個展を開催。ゴードン・バーンはフィクションとノンフィクションの双方で活躍し受賞歴もある作家。デミアン・ハーストのインタビュー集『On the Way to Work』を2002年に発表している。