著者のデッサンが多数ちりばめられているのだが、それが写真であればもっと読者が自分の感性で感じることもできる作品になったと思う。
文章での表現に加えて、さらに自己満足的な自作デッサンとなると 完全に著者の一人称視点作品としてのみ完結してしまうので読者側での広がりがなくなり残念。
イタリアが何故こんなにも魅力的なのか伝わってくる秀作です。