隔月刊での発売が決定となったつぼみ。それを記念して小冊子が付いております。
内容は見てのお楽しみというところでしょう。
まぁ、他の方のレビューを見て妄想を膨らませるのもいいかもしれませんね。

　で、内容の方はタイトル通り前回同様、安心のクオリティです。
つぼみ毎回買ってますよ！って人には勿論良い物となっているでしょう。

　今回初めて買ってみようかな、どうしようかなー、と悩んでいる人にもお勧めしたいです。
ただ、確かにお話が一つ一つ別のもあるんですけど、たいていはVol.1からの流れがあっての、物語です。
どうせ買うなら、Vol.1から順を追って買っていくと良いです。その方が楽しく読めます。

連載方式の作品を増えてきて安定してきたと思います

コミック化されてもきたので百合姫のライバルなるべく頑張って欲しいとこですね

変わらずバラエティに富んでいて楽しませてもらいました。

その中でも今回はカサハラテツロー氏のタンデムLOVERが圧倒的に輝いて見えました。
なによりもその絵、登場人物の少女の表情が本当に素晴らしい。
短いお話のなかで、語られない想いや意思の質量がその表情の中で繊細に表現されています。
そこにどういう想いを読みとるかは読者次第にはなるでしょう。
そしてロボ内の後部座席から前席に伸びるカトさんの足がサイコーです。眩しいです。

これからもこうした作品が読めることを期待しています。

さまざまな百合本が出ているなかでも、レベルの高さはピカイチの、「つぼみ」シリーズ。
今号も安定して読めますが、何より、今号の目玉は、付録の

婦女子的艶麗着色読本

です。フルカラーで、各作家さんが煩悩を図式化してくれてます。特に、玄鉄絢さんや、宇河弘樹さん、鳴子ハナハルさんの主張には、妄想を膨らまさざるを得ません（笑）

百合が好きなら、確実に購入すべき一冊です。

今号のつぼみは各先生が描いたカラーイラストの小冊子が付いていて、どれも良い内容となっています。

さて、この号で「つぼみ」も遂に隔月刊化を正式に発表しました。これは明らかに「百合姫」を意識していると言っても良いでしょう。今後の「つぼみ」に期待したいです。

ちなみに「つぼみ」の作品はどれも良作なのですが、今号の注目作品は水谷フーカ先生の「ロンリーウルフ・ロンリーシープ」です。「働く女性」の百合と言えば、ＯＬや教師などおしゃれな職業が多いですが、今回は「ガテン」系いわゆる「肉体労働系女子」が主人公で、これが読んでみると、なかなか良い感じです。そして、主人公が驚くほど、純粋なんです。

続きはぜひ、今号の「つぼみ」でどうぞ。